第37回 新潟県を縁(ゆかり)とする業種間交流会

会の活動報告

日時:5月31日(日)14時~19時30分(17時~懇親会)
会場:ふれあいふるさと館(県人会館2階ホール)
会長:濁川 孝志氏(立教大学名誉教授)

今回の参加者は過去最高となる43名を数え、新しい顔ぶれも随分と増えるなど、会の広がりと勢いをあらためて感じさせる充実のひとときとなりました。

本交流会は、東京新潟県人会の同好会として、村山政利共同代表幹事、田原弘志共同代表幹事のもとで運営されています。官公庁、士業、建設業、農業、コンサル業、技術職、学生にいたるまで、業種の異なる新潟県ゆかりの若いビジネスパーソンが一堂に会し、互いの知見や人脈を分かち合うことを目的として、故東條玉英氏のご努力もあり13年の月日を数え、今回で37回目となりました。

回を重ねるごとに参加者の顔ぶれも厚みを増し、この会ならではの温かい空気が会場に満ちていました。

会の前半には、東京新潟県人会の成り立ちや、故郷を同じくする仲間だからこそ支え合える素晴らしさ、そしてこの同好会の存在が各々の仕事の広がりにつながることなど、村山政利共同代表幹事による丁寧な説明がなされます。

その後、恒例の自己紹介・ビジネス紹介が行われました。

田原弘志共同代表幹事は「皆さんが声をかけ合ってくださらなければ、この人数は集まりません。本当にありがたい。そしてこの会を、ぜひ皆さん自身の手で育てていただきたい」と語り、会場に温かい共感が広がりました。

また「まつだい早稲田じょんのびクラブ」から参加した学生さん3名が若い視点で自己紹介や十日町市松代地区での活動を披露すると、温かい拍手と歓声が上がり、世代を超えた交流の豊かさをあらためて感じさせてくれました。
今回の交流会を特別なものにしたのが、立教大名誉教授・濁川孝志氏をゲストに迎えた講演です。演題は「想いが現実を創る ~スピチュアルな科学から見えて来たこと~」。「霊性(スピリチュアリティ)」とは宗教の枠を超えた普遍的なエッセンスであり、①宇宙の成り立ち、②超越的存在との繋がり、③生きる上での規範、この三つを理解したときに得られる価値観こそが「霊性」だと濁川先生は説かれました。『星野道夫の作品』を引きながら、悠久の自然の営みに畏怖を覚え、樹木や山や川にまで神性を感じ取る昔の人のアニミスティックな感性こそ、霊性の顕れだと語る場面では、会場に深い静けさが広がりました。

また、映画『地球交響曲』の龍村仁監督のライフヒストリーを通じ、自然からの学びが人の価値観と霊性をいかに育むかを示してくださいました。
「誰が見ていなくてもお天道様が見ている」「一日々生かされていることに感謝を感じる」「利他の行いに喜びを感じる」。そうした感性こそが、大いなるものに見守られ「生かされている」という感覚につながると先生は語り、普段の忙しい日常のなかではなかなか立ち止まって考えることのできない、生きることの本質に触れる、誠に有意義な時間となりました。

業種間交流会は、新潟県という共通の繋がりだからこそ信頼が生まれる会です。毎回ゲストスピーカーを迎えて、少しでも参加者の為になることも考えています。年に数回の東京新潟県人会の集まりだけでなく、こういった同好会に出席することで、少しでもビジネスや人生の豊かさになればと同好会役員一同考えています。

講演後の懇親会では、濁川先生を囲んで参加者との対話が自然と広がりました。「こんなに多様な人たちが新潟を軸に集まっているとは」と先生ご自身も目を細めていらっしゃったのが、たいへん印象的でした。

和やかな歓談の場でも話題は尽きることなく、参加者それぞれが新たな出会いと気づきを持ち帰りました。新潟という共通の縁を胸に、異なる業種のプロフェッショナルたちが刺激し合い、学び合い、そして笑い合う――そんな午後のひとときの記憶が、またひとつ積み重なりました。

(文・写真・広報・その江/会報誌:2026年7月号掲載)