【旅クラブ】じょんのび村訪問旅行

会の活動報告

「旅クラブ」の3年ぶりふるさと訪問旅行

コロナウイルス騒ぎで諸行事が中止となりましたが、3年ぶりに「旅クラブ」のふるさと訪問旅行を行いました。行先は「じょんのび村柏崎市高柳」です。間際に都合の悪い方が出て参加者は12名でした。上越新幹線浦佐駅(13時9分着)にホテルのマイクロバスが出迎えに来ました。

じょんのび村とは

日本の美しい原風景が広がる山里、柏崎市高柳町にある自然・生活の技・食文化等を生かした交流拠点施設です。「じょんのび」とは「ゆったりのんびり芯から心地よい」という意味のお国言葉です。
じょんのび村公式サイトはこちら

国指定名勝庭園「貞観園」を見学

最初の見学は国指定名勝庭園(昭和12年指定)の「貞観園」です。
1673年に善右衛門正信が松之山から移住され、1784年に「貞観堂」建築、1843年に「貞観園」となりました。
八代亀石翁の時に小堀遠州の手法を取り入れて京風の建築・造園をした。園内は「主石賓木」の法に則り、佐渡産の赤玉石が適度に配置され庭全体を覆いつくした苔と調和し地域特性溢れる独自の庭を形成している。園全体が苔で覆われているのが特徴であり、四季を通じて刻々と様々の景観が見ものです。

一同しばし心ゆくまで名園を鑑賞しました。
じょんのび村到着後夕食まで温泉につかりゆっくり休んで宴会場へ。飲み放題付の宴会終了後は部屋で二次会開始。皆さん楽しまれて就寝しました。

じょんのび村訪問旅行1
貞観園の佐渡産の赤玉石

じょんのび村訪問旅行2
国指定名勝庭園・貞観園①

じょんのび村訪問旅行3
国指定名勝庭園・貞観園②

銘酒「姫の井」の石塚酒造酒蔵見学

翌日は朝食後「姫の井」で知られる石塚酒造会社酒蔵見学です。
杜氏さんから酒蔵に案内されて酒造りの工程を詳しく説明して頂いた。その後四種類のお酒を試飲して味の違いを感じました。「姫の井」の目指す酒質は「凛麗芳醇」な味わい。その為にもち米四段仕込みを行い、きれいな酒質になりやすい厳寒期(12月~3月)に酒造りを行っているとお聞きした。

じょんのび村訪問旅行5
銘酒「姫の井」の酒蔵

じょんのび村訪問旅行4
酒蔵内部

高柳町門出の「高志の生紙工房」を見学

次は「高志の生紙工房」(こしのきがみこうぼう)見学。高柳町門出にあります。
五代目の小林康生社長に案内していただきました。昔は門出で40戸程が冬の副業で紙を漉いていたそうだが今はうちだけですとの話から始まり、材料の楮を漉くところや和紙造りを見学しました。清酒「久保田」の瓶に貼ってあるラベルは35年位前からすべてこちらで製造している。
続いて2階の展示場で紙製造や製品の数々を紹介するビデオを鑑賞しました。展示場には各種和紙や製品各種・手漉きカレンダー等々が多数展示されていました。お土産に買う方もいました。社長から国内産の楮は手に入りにくく輸入品に頼っていると苦労話もお聞きしました。

じょんのび村訪問旅行6
高志の生紙工房

その後じょんのび村で昼食後浦佐駅に送って頂き3年ぶりの訪問旅行は無事終了した。

(文:鈴木輝雄・旅クラブ会長)