渡辺義雄氏（1907～2000）は、明治40年4月21日、南蒲原郡三条町（現・三条市）で生まれる。1928年（昭和3年）、東京写真専門学校（現・東京工芸大学）卒業。1930年、「新興寫眞研究会」（木村専一主宰）に参加。ドイツの新しい写真表現・新即物主義に強い影響を受ける。以後、写真作家として都市生活のモダンな風俗、各種建築写真などを発表。戦後1950年（昭和25年）、「日本写真家協会」の設立に参画。1958年から23年間会長を務める。代表作・『皇宮』トッパン／ 1949年、『伊勢神宮』平凡社／ 1973年（第15回毎日芸術賞受賞）など。写真家初の文化功労者。三条市名誉市民。
（会報誌：2022年06月）