「新潟を応援する企業」では、東京新潟県人会の活動を応援して頂いている企業の皆様に、新潟とのつながりや事業への思い、ふるさとへの思いを伺います。
第2回は、株式会社パル・オネスト。保険調剤を中心に、在宅調剤、管理栄養士による栄養相談。一般医薬品・医療用具・介護用品の販売を行う、地域密着型の薬局グループです。
今回は創業者の齋藤信夫会長に、事業や新潟との関わり、そしてふるさとへの思いについてお話を伺いました。
十日町出身の創業者の志を受け継ぎ、地域の健康を支える薬局グループ
株式会社パル・オネストは、昭和63年の創業以来、埼玉県西南部を中心に薬局を展開し、現在では薬局37店舗、カフェ1店舗(PALCAFE)を運営する地域密着型の企業です。
地域の人々の健康と暮らしを守ることを大切にしながら、薬局経営にとどまらず、地域イベントにも積極的に参加。地域の方々に愛され・信頼され・喜ばれる存在として、社会に貢献することを目指しています。
新潟県十日町市出身の創業者
パル・オネストと新潟とのつながりは、創業者であり現在は会長を務める齋藤信夫会長が、新潟県十日町市出身であることに由来します。齋藤信夫会長は、松代高校を卒業後、最初に印刷会社に就職しました。
印刷会社時代には、著名人の顔の部分に付着した小さなゴミに気づかないまま印刷を進めてしまい、大きな失敗を経験します。この出来事をきっかけに退職し、次の道を探すことになりました。
その後、トラック運転手を経験します。当時はとにかくお金がなく、食事をインスタントラーメンで済ませながら、当直や残業にも自ら進んで取り組んでいたといいます。
しかし、勤務先の運送会社が倒産し、再び職を失うことになりました。
途方に暮れていたある日、後楽園球場へ社会人野球を見に行った際、隣に座った人との会話がきっかけで、仕事を紹介してもらうことになります。
それが、後のパル・オネスト創業へとつながる医薬品卸問屋でした。齋藤信夫会長は、その会社で20年働くことになります。
医薬品卸時代には、薬を届け、販売するために、一日70軒もの病院・医院を回ったといいます。昼食はパンをかじりながら車で走る毎日。そうした日々の積み重ねが、齋藤信夫会長の行動力と根性の原点となりました。

20坪の薬局、6畳ほどの本社から始まった
昭和63年6月、齋藤信夫会長は、現在の拠点であるみずほ台のマンション1階、20坪ほどの薬局を開業します。店舗奥は6畳ほどの小さなスペース。そこに段ボール箱とFAXを置き、そこを本社としてスタートしました。
薬剤師免許を持たない立場での創業でしたが、周囲の人々の力を借りながら、医薬品卸時代に培った努力と根性で事業を広げていきました。
そこから「1年に1店舗」を目標に歩みを進め、現在の薬局グループへと成長します。



創業者の思いを受け継ぐ、現社長の取り組み

現在、株式会社パル・オネストは、齋藤信夫会長の息子である齋藤裕之氏が代表取締役として経営を担っています。
創業者が大切にしてきたのは、地域に根ざし、人と人との信頼関係を築くこと。
パル・オネストでは順に
1. 社員とその家族
2. 社外社員とその家族
3. 現在顧客と未来顧客
4. 地域社会・地域住民
を「大切なもの」としています。
その精神は、現社長にも受け継がれています。
同社は、地域密着型の企業として、地域の方々の健康に寄与し、地域社会そのものを健康にすることを目指します。
AIの進化により、薬剤師の仕事にも大きな変化が訪れると言われる時代です。しかし、パル・オネストでは、かかりつけ薬剤師として地域に深く関わり、顔の見える関係を大切にすることで、これからの時代にも必要とされる薬局づくりを続けます。
経営ビジョンは「世界一感動できる企業」。創業以来の思いを大切にしながら、地域に根ざした事業を展開します。
新潟を想う企業として
齋藤信夫会長は、新潟県十日町市出身。若い頃から苦労を重ね、医薬品卸での経験を経て、現在のパル・オネストの礎を築きました。その歩みの根底には、ふるさと新潟への強い思いがあります。
現在は、東京松代会副会長、山平会会長、新潟越後獅子の会会長、そして東京新潟県人会副会長としても活動されています。
「さらに新潟の良さを広く知ってほしい」
この思いは、企業活動だけでなく、東京新潟県人会の活動にも大きくつながっています。
企業同士の交流から、新潟の魅力発信へ
今後、県人会や他の応援企業とどのような関わりを広げていくか、齋藤信夫会長にお聞きしました。
齋藤会長が大切にするのは、応援企業同士が顔の見える関係をつくること。互いの事業や取り組みを知ることで、新しい出会いや協力のきっかけが生まれます。
講演会や企業交流会は、そのための大切な場になります。会員や企業がつながり、応援企業同士の連携が広がれば、県人会の活動にも新たな力が加わります。
また、そうした企業の取り組みを情報発信していくことは、新潟にゆかりのある企業の魅力を伝えることにもつながります。
パル・オネストは、地域に根ざした企業として、県人会や応援企業との交流を大切にしながら、新潟の魅力を広げる活動にも力を添えていきます。
新潟県十日町市出身の創業者が、行動力と根性で築いた企業。
その志を次世代が受け継ぎ、地域の健康を支える企業へと発展してきたのが、株式会社パル・オネストです。同社は、地域に根ざした薬局グループとして、そして新潟を想う応援企業として、人と地域をつなぐ活動を続けています。


薬局から生まれた「まちのためのカフェ」PALCAFE
パル・オネストでは、薬局事業だけでなく、埼玉県富士見市で「PALCAFE(パルカフェ)」も運営しています。

PALCAFEは、「薬局が考えるまちのためのカフェ」をコンセプトに、パル薬局の薬剤師や管理栄養士が、地域の方々にもっと身近な存在となることを目指して生まれました。
地元食材を使ったメニューを楽しめるほか、管理栄養士による栄養相談や健康・栄養セミナー、音楽イベント、ワークショップなども開催。食事を楽しむだけでなく、健康や人とのつながりを育む地域の交流拠点としての役割も担っています。
PALCAFE 店舗情報を見る
| 店舗名 | PAL CAFE(パルカフェ) |
|---|---|
| 所在地 |
埼玉県富士見市東みずほ台1-5-2 みずほ台ハイム1階 |
| 営業時間 | 10:00~18:00 |
| 定休日 | 祝日 |
| 公式サイト | PALCAFE 公式サイト |
ABOUT COMPANY|株式会社パル・オネスト
| 企業名 | 株式会社パル・オネスト |
|---|---|
| 代表者 | 代表取締役 齋藤 裕之 |
| 所在地 |
〒354-0015 埼玉県富士見市東みずほ台1-9-4 |
| TEL | 049-255-6616 |
| 資本金 | 5,000万円 |
| 店舗数 |
パル薬局:37店舗 PALCAFE:1店舗 |
| 社員数 | 総数208名(薬剤師132名) |
| 業務内容 | 保険調剤・一般医薬品・医療用具・介護用品の販売 |
| 公式サイト | 株式会社パル・オネスト 公式サイト |
| PALCAFE | PALCAFE 公式サイト |
パル・オネストで働く
「世界一、感動できる会社」を目指すパル・オネストでは、ともに地域の健康を支える仲間を募集しています。
薬剤師をはじめとした募集職種や仕事内容、働く環境、福利厚生など、詳しい採用情報は公式採用サイトをご覧ください。
齋藤信夫会長は、2024年7月に東京新潟県人会館で開催された「第56回 卓話の時間」にも登壇されています。
「ただひたすら真剣に~齋藤信夫の人生~」と題し、新潟県十日町市松代で生まれてから上京し、さまざまな仕事を経験したのち、パル・オネストの創業へと至るまでの歩みを語られました。今回の企業紹介とあわせて、ぜひこちらの記事もご覧ください。
▶「第56回 卓話の時間」の記事はこちら
取材協力:株式会社パル・オネスト 齋藤 信夫 会長
聞き手・文:榊 勝彦
