暮らしのヒント

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『寺泊』 水上 勉

本書は、その水上氏が70年代に入り、純文学的色彩を深め、いくつかの文芸誌に発表した味わい深い小品10作品をまとめた短編小説集である。 この10作品の冒頭に収められているのが、本書の表題となった「寺泊」(s51年5月号『展望』掲載)。
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「東京良寛会第六代会長 山本良一様を偲ぶ会」

“良寛を偲び・学ぶ”「東京良寛会」会長 東條 玉英  東京良寛会の前会長・山本良一さんが令和4年3月21日にご逝去なされました。6月19日(日)上野湯島「東京新潟県人会館」において表記の会が開催されました。このような時季もあり会員だけ...
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杉本 鉞子・作家

明治6年、長岡藩の家老の娘として生まれ、武士の娘としてのきびしい躾と教養を身に付ける。東京のミッションスクールで学び、明治31 年(1898)4月(25歳)、単身渡米。現地で、貿易商・杉本氏と結婚。大正14年(1925)、ニューヨークで、英文の『A DAUTOR of the SAMURAI』を出版。無名の一日本女性のこの半生記は大きな話題となり、一躍、ベストセラー
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生きがいを見つけた人 ― 村川 茂治 ―

人生100年時代といわれる昨今「将来にわたり、ずっと社会貢献やボランティアができたら幸せ」と言う考えで活動を続けている村川茂治さんを紹介いたします。
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「なぜ、スギの葉は細く、サクラの葉は広いのか」(3/3)

「緑の惑星」の奇跡 地球は「奇跡の惑星」ともいわれていますが、この奇跡を可能にしているのが、大気及び水の循環であり、このシステムの原動力が太陽エネルギーです。光合成は、この太陽中心の大気と水の循環システムの中で、有機物の循環=緑の循環...
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石山 賢吉・出版人/経済ジャーナリスト

石山 賢吉(1882 ~ 1964)氏は、明治15 年1月2日、西蒲原郡曽根村(現・新潟市西蒲区)で生まれる。母の実家のある白根町で育ち、22歳で上京。明治39年(1906)慶応義塾大学を卒業。野依秀一氏の知己を得て、経済ジャーナリストの道を歩む。
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「なぜ、スギの葉は細く、サクラの葉は広いのか」(2/3)

針葉樹と広葉樹―内部を比べる 次に樹体の内部組織を覗いてみます。樹体は幹・葉・根で構成されていますが、その中心である幹を取り上げます。幹は外側から樹皮(外樹皮+内樹皮)、形成層、木部(辺材+心材)、髄で構成されています。 樹...
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星 襄一・木版画家

星 襄一(1913~1979)氏は、大正2年9月27日、北魚沼郡小出町(現・魚沼市)で生まれる。県立六日町中学(現・六日町高校)を経て台湾にわたり、台南師範学校を卒業し、13年間初等教員を務める。終戦後、郷里に帰り版画独習し、武蔵野美大に入学、昭和31年(1956)卒業。以後、木版画家(日本版画協会、国画会会員)として作品発表。
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佐渡ってどんなとこ?  知りたくなる『佐渡』

齋藤明雄・著 佐渡のことを「知る」ための恰好の「新刊」文庫本  佐渡島金山「世界遺産・ユネスコへの推薦」でこのところ佐渡のことをもっと知りたいという要望が一段と高まっている。  本書はこうした要望に応えてくれる、既存の観光ガイドとはひ...
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「なぜ、スギの葉は細く、サクラの葉は広いのか」(1/3)

羽賀正雄(元)旭川営林支局長/東京やまと会顧問 日時:令和4年5月17日(火) 場所:ふれあいふるさと館2Fホール 主催:総務委員会 樹木の基礎=光合成 第4回卓話の時間にて、羽賀氏は「樹木が数千年も生きられるのは、光合成によ...
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渡辺 義雄・写真家

渡辺義雄(1907~2000)氏は、明治40年4月21日、南蒲原郡三条町(現・三条市)で生まれる。1928年(昭和3年)、東京写真専門学校(現・東京工芸大学)卒業。1930年、「新興寫眞研究会」(木村専一主宰)に参加。ドイツの新しい写真表現・新即物主義に強い影響を受ける。以後、写真作家として都市生活のモダンな風俗、各種建築写真などを発表。
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司馬遼太郎 峠

維新に散った〝最後の侍〟長岡藩・河井継之助の生涯 文庫本〈上〉〈中〉〈下〉の三巻からなる、長編歴史小説・『峠』。 日本の歴史上の大転換期・幕末。越後長岡藩から一人の藩士・河井継之助が江戸に出府。陽明学に心酔し、詩文・洋学など単なる「知識...