静岡で民謡を唄い続けて

暮らしのヒント

『宝華会』会主 岩﨑明宝(旧姓・春日順子)

 岩﨑さんは佐渡市両津出身で、現在静岡の地で佐渡民謡を30数年間唄い続け、佐渡民謡の保存と伝承活動を続けています。
 静岡新潟県人会では「佐渡おけさ」の指導もされ、数年前に『民謡・宝華会』を立ち上げ、唄、踊り、三味線の指導を続けられ、2018年12月には静岡市・しずぎんホールで『民謡30周年記念コンサート【故郷・佐渡を想う】』を開催し、佐渡民謡~津軽民謡、そして地元静岡の民謡を披露されました。
 首都圏から『若波会』が友情出演し、更には会場の皆様を驚かせたのはサプライズで登壇した佐渡市から来た鬼太鼓組による鬼太鼓の舞いではなかったでしょうか。

「あいポート佐渡」で『ふるさと民謡コンサート』
 今回、8月7日故郷佐渡市両津の観光情報発信施設「あいぽーと佐渡」で開催された『ふるさと民謡コンサート』は岩﨑さん自身の強い故郷への想いと、会員一同の願いでも有り、開催に当たっては数多くの応援・支援団体も名を連ねていました。
◇両津港行きの「おけさ丸」船内イベントホールで「宝華会&若波会」のコラボで静岡&佐渡民謡を踊り、宝華会の皆さん、ホール内のお客様には楽しい旅の思い出の一ページになったことでしょう。
◇7日は「あいぽーと佐渡・ホール」での『ふるさと民謡コンサート』には石田友紀佐渡市地域振興部長から歓迎の挨拶を頂き、第一部が始まり宝華会、友情出演の若波会の踊りが岩﨑さんの名調子に乗り進行しました。第二部『岩﨑明宝(順子リサイタル)』が「佐渡おけさ」から始まり40年唄い続けてきた民謡の数々・北海道~九州までの十数曲を連続で唄い続け、その迫力には岩﨑さんの故郷への熱い想いが伝わって来ました。
 お別れの歌は出演者、会場の132名のお客様と一緒に『ふるさと』を唄い、会場内から『来年も又来いっちゃ!』と大きな声援が飛び出し、岩﨑さんの目には光るものが見えたようでした。

来場者とふるさとを合唱
来場者とふるさとを合唱

「若波会&宝華会」で両津七夕まつりに参加
 今回の『民謡リサイタル』は両津の街の一大イベントとなり七夕祭り・川開きに花を添える事になりました。
 休む間もなくその日の夜は両津七夕祭り民謡流しに「若波会&宝華会」のプラカードを掲げて参加し、地元の皆様の大きな声援を受け初参加の「宝華会」の皆様は大変心地よい汗を流されたようでした。
◇8日は早朝から観光バスに乗り込み島内観光へと出かけ、観光旅行を兼ねた「民謡コンサート」「七夕祭り民謡流し」の参加は宝華会の皆様には心に残る思い出になったことと思います。
◇『宝華会』の会名は『仲間達一人一人を宝と思い、各自が自分の華を咲かせて頂きたい思いから「宝華会」の名前が生まれ、又故郷でコンサートを開催できるなんて夢心地気分で心から幸せと感じています。本日のコンサートにご支援ご協力頂きました皆様に感謝の気持ちでいっぱいです』と岩﨑さんは話してくれました。今回、岩﨑さんは佐渡市役所を表敬訪問され「佐渡ふるさと大使」に任命されました。
◇佐渡市出身者の小生としては今回のお祭りに参加出来た事を契機に、佐渡市と静岡市の交流が実現されることを願っています。

友情出演の若波会
友情出演の若波会

斉藤 実(若波会 相談役)
(会報誌:2022年10月)