【第43回新潟プレミアサロン】新潟、ガストロノミーと歩き方

にいがた情報

主催:新潟県知事政策局広報広聴課広報戦略室
日時:2026年3月16日(月) 16:00~
会場銀座・新潟情報館 THE NIIGATA 3階イベントスペース

テーマ

今回のテーマは「新潟、ガストロノミーと歩き方」です。
新潟ガストロノミーとは、新潟の風土や文化、歴史を表現した料理のことであり、料理を通じて新潟という地域を体感することである。
今回は、新潟ガストロノミーが提唱される経緯、その魅力と今後の可能性について、講演とトークセッションにより紹介する。

イントロダクション

小田 佳代子 氏
新潟県観光文化スポーツ部 観光企画課課長

小田さんは、新潟ガストロノミーの導入と展開について、次のように講演された。

令和7年に「大地と雪の恩恵」を観光コンセプトとする観光振興施策の重点施策のひとつとして、地域資源の特性を生かしたツーリズムの推進が掲げられた。ガストロノミーの推進はその施策のひとつとして導入された。
それは、「うまさぎっしり新潟」から、「ガストロノミー」中心の観光ブランドの展開であった。
それに沿って、2021年に新潟らしい優れた飲食店を表彰する「新潟ガストロノミーアワード」が創設された。
これにより、2023年には飲食店100店、旅館・ホテル30、特産品30が表彰された。
その後、これは充実され、ガストロノミーを支える生産者や40歳以下の若手料理人を表彰する制度、ブロンズ以上の受賞者を選定する「グランプリ」や「特別賞」、「女性シェフ賞」等が設けられた。

トークセッション

(討論者)
中村 孝則氏/美食評論家、コラムニスト、新潟ガストロノミーアワード審査員長
清水 裕里子氏/(株)地球の歩き方コンテンツ事業部 出版社編集室「地球の歩き方 新潟」担当
桑木野 恵子氏/里山十帖「早苗饗SANABURI料理長」

(コーディネーター)
山崎 まゆみ氏/跡見学園女子大学兼任講師・温泉エッセイスト

小田氏の新潟ガストロノミーの導入と展開に関する講演を受けて、山崎氏の司会により、3人の登壇者によるトークショーが行われた。討論者は、各々の立場から新潟ガストロノミーの魅力とその伝え方について、具体的に意見を述べた。中村氏は、美食評論家・コラムニスト、新潟ガストロノミーアワード審査員長の立場から、新潟は食材が豊富で、それを生かした地域に根ざした料理も多様であるのでもっと自信を持って社会に発信してよいということを指摘された。ガストロノミーの視点からは、評価すべきレストラン、食材生産者は多く存在するとされる。

清水氏は、「地球の歩き方」新潟の編集担当で県内各地を回り、旅の楽しみに役立つ特性を500頁余にまとめている。ガストロノミーに関連する点では、食材と料理ともに伝統と現代が共存しており、そのことを念頭に置いて、食文化を掘り下げて、その特性を社会に発信してゆくと、新潟の魅力はもっと高められるとされる。

桑木野氏は、新潟(南魚沼)に移住してその地に根付く食文化・風土、雪国の暮らしを肌で感じながら、「ローカルガストロノミー」を料理に表現している。特に食材の保存と発酵に注目し、その食材やそれらを活用した料理は魅力的である。
雪国新潟で伝統的に行ってきた食材の保存法、その食材を活用した料理は、県外にも自信を持って発信してよいし、また記録に残しておくべきである。その特性は、食材生産者と料理人の分業化と連携を深めるとより高められることになるとされる。

皆さん、共通して言われることは、地元で食べることが一番であるので、新潟の良さを官民協力して発信して、新潟に来てもらう努力をすべきであるとされる。食が豊かであるが故に宣伝が足りないのではないかとも言われる。

トークセッション後、恒例の歓談・交流の会が、村上市、糸魚川市、津南町の会社から提供されたお酒とおつまみを味わいながら、賑やかに行われた。今回も定員いっぱいの有意義な会であった。
(広報:前田)/(会報誌:2026年5月号掲載)


新潟ガストロノミーについては今年の県人会の新年祝賀会の祝辞にて花角知事もふれられておりました。
知事の祝辞は下記記事よりお読みいただけます。
東京新潟県人会 新年祝賀会2026(#2/6)