新潟を歌った歌 (#2/2)

暮らしのヒント

前回に続いて、新潟を題材にした演歌歌謡を検索してみた。演歌歌謡だけでなくアイドル系、なんと!ラップ、フォークも見つかった。

 越後瞽女/石川さゆり(2023年)

越後瞽女を題材にした本格演歌。
新井、直江津、糸魚川、親不知など上越方面の空気が色濃く漂う。
石川さゆりは熊本県出身、雪国で暮らした経験は無いと思うが、見事に越後の歴史と哀しみを表現している。流石プロだ。


 新潟のひとよ/里見浩太朗(2005年)

黄門様こと里見浩太朗が歌う新潟ムード歌謡。
風がつめたい 新潟駅に ひとり残して 来たけれど・・・忘れられない 新潟の人よ
新潟駅、萬代橋、古町が出てくる「新潟ブルース/美川憲一」の平成版に近い雰囲気がある。
時代劇スターが新潟の夜を歌うというだけで面白い。


 越後獅子の唄/美空ひばり(1950年)

美空ひばり初期の大ヒット曲。
越後獅子、越後から出た旅芸人の哀愁を歌った曲、新潟の古い芸能文化を語るには外せない。
笛にうかれて 逆立ちすれば 山がみえます ふるさとの
お嬢が少女時代にこの世界を堂々と表現できることが凄い。


 佐渡の夕笛/丘みどり(2017年)

荒海にあのひとの船が消えて ふた年(とせ)み年(とせ)と過ぎていく
佐渡を舞台にした正統派演歌で、近年の佐渡もの演歌としては有名。
この曲でNHK紅白歌合戦にも初出場している。現代演歌枠として入れても良いかもしれない。


 吉田町の唄/吉田拓郎(1992年)

何故 吉田拓郎が新潟の吉田町を?
新潟県吉田町、現在の燕市周辺に関係する曲で、名前の「吉田」つながりから生まれたとか。
のびやかにしなやかに育てよ子供 やがて大地 踏みしめ太陽になれ
新潟ご当地ソングと言うより、町の人たちの思いから生まれた「ふるさとの歌」という感じだ。


 糸魚川おまんた囃子/三波春夫(1975年頃)

現在も毎年8月に開催される糸魚川おまんた祭りのテーマソング。
三波春夫が歌ったこの曲は、糸魚川市民の「ソウルソング」のような存在だ。NHK紅白でこの曲が歌われた時、リアルでテレビを見ていた私は「おまんた~」と三波春夫が歌うステージに多少の戸惑いがあった😆
NHK側も「おまんた」という言葉は、上越地方の「あなたがた」の意味です。と、しっかり説明していたことを今も忘れない😆
「演歌の大御所が糸魚川の祭りで歌う」だけで、大きな話題になった。


 村上市民音頭/都はるみ(1974年頃/CD収録 1994年)

都はるみが村上市の音頭を歌っている、と言うのがまず面白い。
完全に夏祭りを想定した盆踊りだ。現在も村上市の盆踊りでは、定番として実際に使用されている。村上のような城下町・鮭文化の町に、都はるみの声が響くのはとても贅沢じゃないだろうか。


 おにぎりハウスのうた/Negicco(2025年)

TeNYテレビ新潟の番組『新潟炊きたてバラエティー おにぎりハウス』のテーマソング。
新潟のおにぎり食べようよ おいしいおにぎり食べようよ
新潟発アイドルNegiccoが、米どころ新潟をポップに歌っている。令和版のご当地ソングとしてかなり面白い。


 阿賀野川舟唄/澤敬子(2024年)

福島県に源を発し新潟県を流れて日本海に注ぐ210KMの阿賀野川。その阿賀野川で舟下りの情景を歌い上げる本格派ご当地演歌。
佐渡や新潟市の曲が多い中、佐渡や新潟市でも信濃川でもなく、阿賀野川を前面に出しているところに趣がある。県内の広がりを見せる印象深い楽曲だ。


 Maxとき315号/NGT48(2016年)

NGT48初のオリジナル楽曲で、2016年3月9日にAKB48のシングル『君はメロディー』のカップリングとして収録。上越新幹線の「Maxとき315号」という列車名をそのまま曲名にした現代の新潟ご当地アイドルソング。
若者が東京から新潟へ向かう希望を感じられる曲だ。メンバーには新潟県出身者だけでなく、東京、神奈川、埼玉などの県外メンバーも多数在籍している。
原稿を書くにあたって、しっかりMusic Videoを見た。曲が良く懐かしさがこみ上がる。神曲と言われるだけのことはある。完全に現代のアイドル路線だ。


 ホームタウン/My Hair is Bad(2019年)

昭和の新潟ご当地ソングが「新潟ブルース」なら、令和の上越ご当地ソングはラップの「ホームタウン」かもしれない。従来の歌と一線を画す、高田・直江津のスーパーが登場するなど生活感がモロ出てくる。ここに生活している「兄ちゃん達」って感じがする。
従来の観光・文化の新潟を表現するのでなく、住んでいる人が地元をそのまま語っている。


 おけさ唄えば/橋幸夫(1960年)

橋幸夫の3枚目のシングル。
佐渡おけさの情緒を取り込んだ、東京生まれの若き橋幸夫の爽やかな新潟ご当地歌謡。
同名映画の主題歌でもあり、昭和の歌と映画を一緒に提供するセールス手法が時代を感じさせてくれる。

個人的に橋幸夫と言えば、私が幼かった頃の吉永小百合とのデュエット曲「いつでも夢を」の印象がとても強く、お茶の間で家族一緒にひとつのテレビで歌謡曲を聴いたもんだ・・・良い時代だったなあ。

Written by by k-Sakaki

新潟を歌った歌 (#1/2)