樹下美術館(上越市)

にいがた情報

「鑑賞と憩い」の場として

 樹下美術館は齋藤三郎氏の陶磁器と倉石隆氏の絵画を常設展示する個人施設です。2人の作家は陶芸と絵画、和と洋、ジャンルはちがえど、共に作品はどこかゆかしく豊かな味わいを有しています。
 両人とも雪国上越にゆかりの人であったこと、ほぼ同時代を生きたこと、多様な表現者であったことなども共通しています。毎春、テーマを決めて展示替えを行います。
 建物は地面に密着しフラットに建てられています。打ちっ放しのコンクリート壁に木の扉、館内は天井まで漆喰を基本としています。絵画展示ホールは曲面の白い壁、陶磁器展示ホールは最奥を角型に抜き取り自然光を入れています。隣接するオープンガーデンは花と樹木の空間になっており、デッキでは四季折々の頸城平野をご覧頂きながら、田園の風を感じてください。

☎025-530-4155
(会報誌:2021年10月)