越後しろね絞り(新潟市南区)

にいがた情報

  白根絞りは、愛知県の鳴海絞り、大分県の豊後絞りと並ぶ日本三大絞りの一つです。「絞り」は絞り染めの略称で、布の一部を絞るなどして圧力をかけ、模様を作り出す技法です。
 白根の地で絞りが行われるようになったのは江戸時代からといわれています。その後、生産額が増加し、明治後半に最盛期を迎えたものの、世界恐慌や第二次世界大戦の影響で、徐々に消えていきました。しかし、昭和63年に市民の手によって復活。新潟市無形文化財に指定されています。
 区内のサークル「しろね絞り」が公民館などで定期的に講座を開催しており、その高い技術を学ぶことができます。それによりこの貴重な伝統技術を、大切に受け継いでいます。

問い合わせ先
新潟市南区役所 地域総務課
☎025-372-6604(会報誌:2022年08月)