【野菜の効用07】じゃがいも

暮らしのヒント

【薬効】胃、十二指腸潰瘍、高血圧、貧血、湿疹、火傷、霜焼、便秘
【見分け方】傷、しわがない
【薬効的食べ方】摺り下ろす、煮る、焼く

利用範囲の広いじゃがいもですが、ビタミンB1、Cが多く含まれ、しかもビタミンCは熱を加えても破壊されないのが特徴です。他にカリウム、鉄分、アミノ酸、微小ですが鎮痙(けい)作用も持つアストロビンも含まれております。その為の効用も多く、本場のドイツでは「貧乏人のパン」、フランスでは「大地のリンゴ」と呼ばれています。
新鮮なじゃがいものビタミンCには粘膜浄化といった働きがあり、胃潰瘍などに効果があります。新鮮なじゃがいもをよく洗い、皮をむいて擦り下ろし、それをペーパータオルで濾して生のおろし汁を小さじで毎晩一杯ずつ空腹時に飲みます。慢性的な便秘にも効果的です。

胃、十二指腸潰瘍にじゃがいもを使う方法は黒焼きで、じゃがいもを洗って皮をむき、厚さ1センチ程の輪切りにして、網で表面を真っ黒に焦がします。これを一日、2、3枚食べるのです。ドイツでも同じ方法でやっています。
ところでじゃがいもの芽の部分にはソラニンという有害物質が含まれていますからのぞかねばなりません。
食べるとめまいや腹痛等起こすのでできるだけ深く取り除きます。

カリウムは塩分の成分であるナトリウムを抑える働きが有りますから、血圧の高い人や腎機能障害によるむくみのある人にはじゃがいもエキスがお奨めです。じゃがいもを洗い皮つきのまま輪切りにします。それに1リットルの水で煮立ててアクを取りアクが出なくなったら更に1時間程弱火で煮込み、煮汁をペーパータオルで濾します。これを湯呑一杯程朝晩飲みますと、貧血気味の人や胃の弱い人にも効果があります。但し、腎臓病で医者にかかっている人は避けてください。
湿疹にはじゃがいもを摺り下ろし、ドロドロしたものをペーパータオルに伸ばし火傷部分に貼ります。乾いたら新しく交換します。軽い火傷なら、一晩くらいでよくなります。おろし汁に小麦粉と酢をまぜるともっと効果的です。ポテトマッシュにバター牛乳を加え、硼酸を全体量の1割程度混ぜて団子にすると効果抜群です。

揚げ物料理を作る時は、最後にじゃがいもを揚げると水分が蒸発する時に油の中の匂いや煙も一緒に蒸発させます。揚げたじゃがいもは、付け合わせにするといいですよ。
さて、これに肉じゃがとジャーマンポテト、冷たいビールがよいですね…。

ゆめあきら 筆