暮らしのヒント

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村上藩と上野大仏

災難引き受けた不屈の仏さま 中村 修平(東京村上市郷友会) 【出会い】  以前、上野の山に行ったとき上野大仏を見たことがあった。ブロンズの大きな仏像の顔のレリーフだった。そのときは面白いものがあると思っただけだった。ところが、偶然...
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拉致と決断

「北」での24年間をはじめて綴った迫真の手記  本書は、拉致被害者である蓮池薫氏が、なによりも拉致問題解決を願い、自身の「北」での24年間にも及ぶ「監視下の生活」の実相を綴ったドキュメント。  本書の内容は、冒頭の ・「絶望そして...
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新型コロナ退散祈願特別大会

第13回 冬の日本海に新年の願いを叫ぶ in 願 木村紀子(県人会・理事会員) さあ、こころの底から叫べ! 胸の内にうずまく願いごと さかまく荒波のエネルギーがきっとかなえてくれるでしょう 両津から34㎞海中公園の願ねがいにはむ...
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雪国を江戸で読む

「雪国」活写の『北越雪譜』「江戸」で出版までの経緯 今年2020年(令和2年)は、『北越雪譜』生みの親・鈴木牧之(1770〜1842)の生誕250年記念の年。本書は、この『北越雪譜』の40年にも及ぶ誕生(天保8年・1837)までの経緯を詳...
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諸橋 轍次[色紙]

東京新潟県人会会報誌『新潟県人』の題字。諸橋氏は、明治16年6月4日、南蒲原郡庭月村(現・三条市)に生まれる。漢学者。昭和35年(1960)大著『大漢和辞典』(全13巻)完成。昭和40年(1965)文化勲章受章。
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世界の珍食一位猛毒「フグの卵巣の糠漬け」

フグの中でも卵巣は最も危険部位で、1匹で30人を殺せるほどの毒があるそう。日本人は何故これほどまでに危険な食べ物を食べようとしたのか?「フグの卵巣の糠漬け」について徹底的に解説します!
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『郷友会と』ともに

佐藤 方直 『郷里の人智を開発し、勉学を奨励せんがため』  明治に入り村上藩が解体した後、旧藩士が三面川の鮭の漁業権を譲り受けた。その収入を教育資金とし、村上を離れ勉学に励む子弟に、『将来は大きくなって故郷に帰って来い』と奨学金を出して...
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三面川の鮭漁にまつわる話

齋藤 實(東京村上市郷友会)  我がふるさと新潟県村上市は、世界で最初に鮭の孵化事業を行った地として国際水産学会でも承認され、鮭料理文化でも名を馳せている地域である。氷雨が降り始める頃になると、決まって三面川の「おさらい」(鮭漁)を見物に...
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日本人の起源と遺伝子

多田 治夫  あけましておめでとうございます。新年にあたり皆様のご健康とご多幸をお祈りします。私たちは寺社仏閣に新年の希望を祈る風習がありますが皆様は何を願われたでしょうか、若い時は様々な願い事がありますが我々県人会の会員年齢ともなればひ...
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高齢化社会を迎えて

鈴木 輝雄 私がフードサービスの世界に入って35年、加えて介護事業に携わって18年になります。  そこで常日頃生きるという事を考えながらどうしたら悔いのない人生を、楽しく有意義な時間を過ごせるかと思いめぐらせています。  人間だけ...
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カンボジア雑感

山田 正紀(NPO 米百俵SP 理事長) 掲載の写真は、カンボジアの小学校の音楽会に応援出演してくれた、その小学校を卒業した高校生によるアプサラダンスのひとコマです。  私は、東京新潟県人会で活動している、長岡高校同期の大原精一氏から寄...
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十日町明石ちぢみ [伝統工芸品]

日本の代表的なきもの織物産地・十日町。その起源は、弥生時代の遺跡からの紡錘車(糸を巻き取る道具)の発見などから、二千有余年前まで遡るという。時代は下って江戸時代。越後妻有では、苧麻(ちょま)を原料とする「越後縮」が盛んに織られていた。こ...