名著『日本の酒』文庫版表紙
坂口 謹一郎 氏(1897 ~ 1994)は、明治30 年11 月、高田(現・上越市)で生まれる。昭和28 年(1953)、東京大学応用微生物研究所の初代所長に就任。応用微生物学の世界的な権威。昭和38 年(1964)に一般向に出版された『日本の酒』(岩波新書)は、歴史的名著で、「酒博士」として知られている。なお本書は2007 年に文庫版となり(上掲図版)、多くの日本酒愛好家に親しまれているという。昭和42 年(1967)には文化勲章受章。坂口家先祖ゆかりの地に「坂口記念館」(上越市頚城区鵜木148)があり、坂口氏の業績や故郷をこよなく愛した人となりを知ることが出来ます。
(会報誌:2022年12月)