人間国宝 伊東赤水

暮らしのヒント

佐渡ヶ島扁壺 高29.0 ×径8.5cm

佐渡ヶ島:これまでこだわり続けた「無名異」の枠を外し、「窯変」「練上」に続く第三のステージとなる新作「佐渡ヶ島」を発表した。佐渡の岩石を砕いたものを数種組み合わせて使用した、新しい作品は大きな存在感に豊かな佐渡の自然や歴史が感じられます。


 伊藤赤水(いとう せきすい)は日本の陶芸家であり、江戸後期から続く無名異焼窯元、赤水窯の代々が襲名する名称。弘化(1844年−1847年)に先祖にあたる伊藤甚兵衛が、佐渡特有の「無名異」と呼ばれる土を作陶に用いたのが無名異焼の創始である。2006年現在、五代伊藤赤水(1941年6月24日 – )が当代であり、2003年に人間国宝に認定されている。

 新潟県佐渡郡出身。四代目赤水の長男として生まれた。本名は窯一。1966年に京都工芸繊維大学工芸学部窯業工芸学科を卒業後、三代である祖父に師事し無名異焼の技術を学ぶ。1972年に日本伝統工芸展に入選。以降、日本陶芸展、伝統工芸新作展等に入選。1976年に五代赤水を襲名。更なる技法の研究と錬磨につとめた。

出典:フリー百科事典(ウィキペディア)より