連続洞門(新発田市)

にいがた情報
光が差し込むと神殿遺跡の回廊みたい

「インスタ映え」する写真が撮れると評判になっている新発田市の新潟県道335号滝谷上赤谷線の通称「東赤谷連続洞門(どうもん)」。
 内の倉ダムから滝谷森林公園を通り、加治川治水ダムまで続く山道の途中の4つのスノーシェッド(トンネルとは違って、山から落ちてくる雪を防ぐために作られた線路や道路の屋根みたいなもの)。
 赤谷鉱山があった頃に蒸気機関車が走っていた赤谷線という鉄道が廃線」。になって、後に自動車道路ができた。このスノーシェッドはその名残り。
 ドーム状の天井が続き蒸気機関車による真っ黒な煤の跡の雰囲気や、差し込む光で緑や黄に包まれ、神殿遺跡の回廊みたいだといわれている。
 そのまま進めば加治川治水ダムや記念公園に到る。このあたりは新緑の季節がすばらしく、清流の音を聞きながらの森林浴にもおすすめの穴場である。

(会報誌:2021年05月)