日時:令和7年2月1日(土)
会場:東京新潟県人会館 2階ホール
「空襲と疎開 東京から関川村・村上町へ」と題し杉本孝一郎氏講演会開催しました。杉本さんは東京都中央区出身、1932年生まれの93歳。
現在は所沢市在住、地元の児童の登校を見守る「見守り隊」活動や、所沢市主催の『平和を語る会』での「語り部」活動を矍鑠として続けていらっしゃいます。
村上との「縁」は、空襲が激しくなり始めた1945年2月、まさに東京大空襲の前月、ご家族で遠縁の方を頼りに長岡市に疎開、その後弟が疎開していた関川村の高瀬温泉、村上町へと、住まいを移し、村上町(市)での苦難の日々の生活を送るなかに有っても学業に励み(村上高等学校卒)、表彰されるなど物事を前向きに捉え、充実した生活をおくり妻帯し、1964年の新潟地震の後まで村上で暮らし、その後上京し実弟が興した企業で永く役員として活躍され、現在に至っています。
講演は、杉本少年が無蓋貨車で東京大空襲直後、父と東京に戻り、上野駅で漂う異臭の中、焼け残った鉄橋や、戦争孤児に握り飯をあげられなかったことなど、心に刻み込まれた事を今日只今の様に話して頂きました。また疎開先の村上町の様子や、母校での勉学、労働運動への参加なども、興味深く聴かせて頂きました。
戦争の実体験をされた方のお話を聞く機会もだんだんと少なくなってきているなか、貴重なお話を聞く事が出来、本当に有り難く思うと同時に「戦争の悲惨さ、平和の尊さ」を一心に情熱をもって話される大先輩の姿に感銘を受けました。
質疑応答の際に当時お母さんが杉本さんと同じ深川の三好に住み、村上の光浄寺に疎開していた息子さんからの質問があり、ご縁を感じました。その後、杉本さんを囲み懇親会を参加者全員(44名)で行い、時を忘れる程でした。

文責:村上高等学校同窓会関東支部 広報担当 河内 栄一記
