佐渡ジオパーク食 「カキ(牡蠣)」

にいがた情報

 カキは淡水と海水が混ざる汽水域を好む傾向があり、佐渡の加茂湖はまさにその環境が整っています。
 加茂湖は、両津湾の奥が砂州で仕切られてできた湖で、弥生時代は塩水だったものが徐々に薄まり、平安時代以降は淡水湖となりました。明治期になると、洪水を防ぐために、海と加茂湖の間を掘削してつなげました。その結果、海水が流入し、汽水湖となったため、そこにカキやアサリ、クルマエビなどが生息できるようになりました。
 カキには、夏が旬のイワガキと冬が旬のマガキがあり、加茂湖ではマガキが養殖されています。佐渡のカキは身が大きく、味が濃厚と評判です。

問い合わせ
佐渡市社会教育課ジオパーク推進室
佐渡市両津湊198
☎0259-27-2162

(会報誌:2023年2月)