暮らしのヒント

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六道の辻(2/3)

大原 精一 一.もう一つの六道の辻  京都の鴨川に架かる松原橋を東に渡った先に「六道の辻」と呼ばれる六道珍皇寺があることを昨年の五月号で紹介した。実はもう一つ「六道の辻」と謂われる場所がある。それは松原橋から二辻目、南に曲がると六波羅蜜...
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うさぎや&うさぎカフェ(ReNew)

白うさぎのオブジェを見つけてください。 上野の菓子老舗「うさぎや」は、いつも行列でお客様が途切れることがありません。 なかでもどらやきともなかは、東京新潟県人会の小林保廣会長の御用達。行事の折には会員の皆さんにふるまってくだ...
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箭弓稲荷神社(ReNew)

箭弓稲荷神社(台東区上野1-14-1) 東京新潟県人会館の真正面に鎮座まします小さな祠があるのに気づく人は意外に少ないのかもしれません。奥ゆかしさや慎ましさ、そんな形容が似合うような穏やかに時が流れる空間があります。赤い幟と控えめな鳥居、...
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台東区黒門児童遊園2

梅雨がなかなか明けてくれません。フトなつかしくなって、あの小さな広場を訪ねてきました。りんごが、また、実っていました。雨なのですが・・さわやかな気持ちになりました。 雨の中 グリーンアップル   風に飛ばされた葉っ...
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上野不忍池2

夕暮れに不忍池のほとりを歩いてきました。人の声のしない静寂につりあわないほどに蓮花が緑の丸い葉を茂らせて水面を覆いつくしていました。遠い灯とのコントラストがそこはかとなく胸にしみるような感じがしました。 東天紅をのぞむ ...
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私の「信濃川」物語

樋口 高士 Ⅰ、「信濃川」を、私の心に深く刻んだ二つの「校歌」  八千八川 集め来て  日本海に 注ぐなる  流れも清き 信濃川  果てしも見えず 末長し  これは、昭和19年4月、私が入学した十日町小学校校歌(作詞作曲・小...
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六道の辻(1/3)

大原 精一 一.六道の辻とは  京都の鴨川に架かる松原橋を東に渡り松原通を行くと、左側に六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)という寺が見えて来る。この境内が「六道の辻」である。六道とは地獄、餓鬼、畜生、修羅、人、天を指し、我々はこの六道を輪...
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喫茶・御菓子司「つる瀬」

湯島天神下 つる瀬(湯島3-35-8) 文京区湯島、天神様のお膝元昭和5年創業。豆大福や豆餅をはじめ、四季折々のお菓子は 幅広いお客さまに気軽に求めて頂けるよう、味・品質そして手頃な価格であることを大切にしています。(お店のパンフレット...
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新潟県『方言集成』

新潟県のことばの文化遺産を集大成 本書は、新潟日報事業社の創業70周年記念出版の大著(全762頁)。本書はもともと著者外山正恭氏が同社より『新潟県方言集 土の香』(2019年1月刊)として自費出版していたもの。 本県全域を網羅した約4万...
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故郷の新・旧二つの「お祭り」

樋口 高士 Ⅰ、私の「祭り」の原点故郷の総鎮守の「お祭り」  初夏の候。早くも”はしりの夏祭リ”が各処で始まる。どこからともなく祭囃子の音が流れてくると、いつものことながら、私の想念は、幼き日の「故郷のお祭り」へと戻っていく。  私の...
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越後十日町語会話講座

生活習俗と一体となつた話し言葉=方言の考察 ●本書は、平成9年(1997年)、地元紙・十日町新聞(明治41年創刊)の制刊90周年記念として発刊された。 「十日町語会話」とは、かってこの地域で、何処の家庭でも日常的に話されていた言葉=方言...
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『火焔型土器』に魅せられて

樋口 高士 Ⅰ、火焔型土器「発掘」からの、これまでの「歩み」 1.昭和11年 馬高遺跡(長岡市関原)で始めて発掘 2.昭和31年 岡本太郎「縄文の美」を日本文化の源流と 3.平成11年 十日町笹山遺跡出土品・国宝に指定 昭和5...