暮らしのヒント

暮らしのヒント

烏鷺(うろ)の戦い

首都圏真野人会顧問 丸山 昭夫 私が碁を始めるきっかけは昭和20年代に本因坊であった高川さんの「碁を始める人に」と言う本があった。初歩的な碁の基本と囲碁の起源について書いてあった。碁盤は宇宙を表していることが書いてあり、以前、碁好きの父よ...
暮らしのヒント

100周年の思い出、そして110周年へ

村上市出身 細井ミツ子  令和2年9月26日、一通のハガキを受け取った。あれ、見たことのある文字だなぁと思ってよく見てみるとなんとそれは10年前に県人会の100周年記念式典の会場から自分自身に宛てたハガキだったので驚いた。  10年...
暮らしのヒント

思い出のおふくろの味

弁理士 牛木理一(県人会理事) 平成31年5月31日に天皇・皇后の地位を引退された明仁さんと美智子さんは1歳違いの夫婦でありましたので、その昔はいずれも昭和16年4月から始まった新学制の国民学校時代の生徒となったのです。私もそうであり、長...
暮らしのヒント

谷中七福神めぐり

登石 正中  毎年暮れになると、お正月をどう過ごすか、頭の中をよぎりますが、昨年は「浅草七福神めぐり」に行ったので、今年は数ある七福神めぐりをグーグルで検索してみました。そして江戸で最も古いと言われている「谷中七福神めぐり」に決めました。...
暮らしのヒント

~ 菊 ~

遠藤 哲夫 十一月三日(文化の日)を中心に、神社・公園等各地で菊が目に付く。 菊は短日性の植物で、日照時間が短く成ったことを知り花を咲かせる。一般に菊は、文化の日を中心に満開になる事から、各地の菊花展はその頃開催される。  私の現在住...
暮らしのヒント

西脇 順三郎[詩碑]

西脇 順三郎(1894~1982)・詩人・英文学者。西脇氏は、明治27年(1894)に旧・北魚沼郡小千谷町で生まれる。西脇家は元禄時代から縮問屋を営む名家。若き日、英国オックスフォード大に留学、永く慶応大学で教鞭をとられた。戦前の第一詩...
暮らしのヒント

沢口靖子さんほか有名女優さんたちのスタイリストとして30年

卓話者:今井ゆう氏 東京やまと会会員 令和元年5月7日、テレビ朝日で放送のサスペンスドラマ『科捜研の女』で京都府警 科学捜査研究所、通称「科捜研」の法医学研究員として科学捜査を武器に凶悪化・ハイテク化する犯罪の真相解明を目指す主人公・...
暮らしのヒント

良寛の生き方は地球を救う

小林 保廣 はじめに  戦後六十三年、会員の皆様には郷里新潟を離れ、日常の生活もままならない苦境を、自らの力で頑張り乗り越えてこられた方々が大半かと思いますが、近年、経済活動がアジア地域等で進むにつれ、一段と環境破壊が全地球規模の重要な...
暮らしのヒント

なぜ、松竹梅はめでたいか

今回のテーマは「松竹梅はなぜめでたいか」ですが、サブテーマの「松竹梅を植物学的に分析すると、数ある樹木の中から選んだ先人たちの慧眼に感服」を軸にお話しします。いわゆる「松竹梅」の源は、中国の「歳寒三友」に由来しています。歳寒三友は、文人画で好まれた画題であり、寒中でも松と竹は青々とし、梅は花を咲かせることからこのように呼ばれたものです。これらは「清廉潔白・節操」という文人の理想を表現したものと認識されていました。したがって元来「めでたい」という意味は含まれておらず、松竹梅を瑞祥植物としたのは我が国の先人たちといえます。
暮らしのヒント

小千谷は、古くて新しい町

──幕末史実・縮織・錦鯉・へぎそば…… 上越新幹線・長岡駅から、在来線・上越線で東京方面へちょっと戻る感じで約15分。小千谷駅前から信濃川方面へ一直線に延びているR291を進み、旭橋を渡り小千谷の古くからの本町通りへ。かつての「がんぎ」通...
暮らしのヒント

堀口 大學

堀口 大學(1895~1972)・詩人、仏蘭西文学翻訳家。大學氏は生粋の越後人。父・九萬一(日本初の外交官)は長岡藩士の長男。母・政は村上藩士の長女。2歳から長岡に住み、長岡坂上小、旧制長岡中を経て上京。若き日、仏蘭西に滞在。1925年...
暮らしのヒント

佐渡小判

佐渡金銀山世界遺産早期登録五度目のチャレンジ 「佐渡小判」 貨幣経済に貢献した佐渡金銀山 江戸期の貨幣は、金(小判、一分判)、銀(丁銀、小玉銀)、銭(寛永通寶)が併行流通した三貨制度でした。佐渡金銀山は、その豊富な産出により江戸期の貨...