奥阿賀国際アートフェスタ

会の活動報告

2020年5月18日(月)~6月28日(日)、福島県境に近い阿賀町豊実地区。ここで里山、田んぼを舞台に、国内外の人々が大自然とともに創作活動を体感し、大自然とアートの競演を楽しむ野外イベント「奥阿賀国際アートフェスタ」が開催された。

奥阿賀フェスタ

 
奥阿賀フェスタ

地元のNPO法人「コスモ夢舞台」が地域活性化を目的に昨年初開催し、今年で2回目を迎えた。法人理事長の彫刻家佐藤賢太郎氏(71)は「過疎の中でも自然の中で豊かな生き方ができると知ってほしい」と話す。
 

奥阿賀フェスタ

 
奥阿賀フェスタ

会場では訪れた子供たちが自由にペンキを塗った小舟や看板、耕作放棄地を整備した会場には壊れたヘルメット、金属板などの廃材を再生した作品が並ぶ。
6月13日には、佐藤氏の旧知の住職ら10人が田んぼアートの中で座禅会を開催。28日にはトークショーが行われた。
 

奥阿賀フェスタ

 
奥阿賀フェスタ

田舎で見慣れた田んぼの風景ではない、異空間。「非日常」というよりは「異日常」を感じる空間の中で瞑想。
 
奥阿賀フェスタ

 
奥阿賀フェスタ

訪れた誰もが自由にアーティストになれ、この空間で自然やこの場所にあるものと対話してアーティストが作品を生む。
 

奥阿賀フェスタ

 
奥阿賀フェスタ

「過疎地域でないものをあげても仕方がない。山、川、田んぼをどう生かしていくのか、工夫して仕組みをつくることが大切」だと佐藤氏。
 

奥阿賀フェスタ
奥阿賀アートフェスタ作品

奥阿賀フェスタ
奥阿賀アートフェスタ作品

 
奥阿賀フェスタ

 
奥阿賀フェスタ

「来年は蛍が舞う座禅堂で座禅をして、阿吽の彫刻を見て田んぼに入り、絵を描く。そしてアートを見る。そこにはどんな世界が展開するのかわかりませんよ。」と早くも第3回の構想を嬉しそうに話してくれる。彼がまたどんな新しい世界を創りだしてくれるのか、次回の開催を心待ちにしている。(広報 田辺 幸雄) 
 

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