上越名家とは、上越市内に残る江戸期の大庄屋・庄屋クラスの歴史的旧家4邸(白田邸、瀧本邸、林富永邸、保阪邸)です。その文化財としての重要性を広く知ってもらうため、4邸共同による一般公開の取組を行っており、令和6年5月11日(土)、12日(日)に春の一斉公開を開催いたします。
1月1日に発生した震災の傷跡で、一時は公開を自粛する動きもありましたが、現状を知ってもらいつつ、これからの事を考えていきたいという思いもあり、開催を決めました。
一斉公開は、ご来場の皆様と交流できる貴重な場でもあり、皆様にとっても、趣のある建造物を間近にご覧いただき、歴史文化に想いを馳せるひとときとなれば幸いです。
基本情報
公開日 | 5月11日(土)、12日(日)午前10時~午後4時 |
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料金 | 維持協力金として各邸500円(高校生以下は無料) |
お問合せ | 上越名家ネットワーク 事務局 小林 淳 ☎:080-4325-4224 メール:[email protected] |
関連サイト | 上越名家ネットワーク公式HP |
白田邸
明治天皇御小休座敷「玉座の間」が移築されており、豪華な襖絵や欄間も見どころ。庭を一望できる入側の柱の間が5間あり、全国でも10例も残っていない貴重な造りと言われています。
瀧本邸
主屋の玄関の奥に進むと、宮大工による総檜の書院造の離れ「懐徳亭」や上越市を代表する池泉回遊式庭園を観賞できます。広く静寂な苔庭の中には、当時使用されていたお茶室もあります。
保阪邸
離れの寺院風玄関と主屋の数寄屋造が対象的な豪農の邸宅。どちらも内部には繊細な装飾が数多く施されています。美術品収集家でもあった保阪家の持ち物も見どころです。
林富永邸
明治16年に建てられた邸宅を象徴するのは茅葺き屋根と苔庭です。主屋は豪快なけやきの梁組みで構成された農民仕様の部分と格式高い書院造の武家仕様の部分に分けられています。
(画像引用:上越名家ネットワーク公式HP)