えちご妙高会 オンライン形式交流会(1/2)

会の活動報告

豊田 寛(えちご妙高会会長)

 えちご妙高会の総会・懇親会は毎年7月に都内ホテルで100名を超える参加者を得て開催しています。しかし新型コロナウイルス感染症拡大のため、2020年、2021年と2ヵ年に渡り、開催中止とせざるを得ませんでした。

ICTの利用
 当会の活動趣旨であるふるさと妙高市との交流や会員相互の情報交流、親睦を図るという活動にも支障が生じていました。そこでリアルな活動に制約があるならば、コロナ禍だからこそできること、そして今後にも繋がる活動を行うことを目指し、2回目の中止を決定した2021年四月からオンライン形式交流会の実施に向けて検討に入りました。
 企画会議は、感染症予防のため全てオンラインでの会議となりました。パソコンや情報端末デバイスからビデオミーティングとチャットで参加ができる「Zoom Meetings」が普及しており、それを利用してのビデオ会議です。

交流会の開催概要
 決定した企画内容は、『ZOOMで参加。オンラインで講談と交流を楽しもう。』とし、講談を軸に組み立てた90分間のオンライン形式交流会で、主催はえちご妙高会、後援は妙高市です。
 講談は、妙高市の信越県境地域に伝わる民話「熊坂長範」に焦点を当てています。講談「熊坂長範一代記」として当会会員の社会人落語家による書き下ろしで演じてもらい、オンライン交流会のプロローグとしました。

●開催日時
 2021年11月27日(土)午後2時から3時30分
●運営要領
 司会進行役を軸として参加者のビデオミーティングとチャットで意見交換
●会場
 ・東京会場 東京新潟県人会ふれあいふるさと館ホール
 ・妙高会場 妙高市役所
 ・自宅会場 個別参加(自宅にPC等のネット環境が必要)

参加者
 交流を目的とするので、ビデオミーティングは参加者双方向のやり取りが必要不可欠です。今回のプラットフォームは百名までは参加可能ですが、運営上は30名前後が適正ではないかと想定していました。参加人数が多いと運営や技術的に色々な支障を生じる事も予測され、どのくらいの参加申込み数になるのかが気になる事でした。
 また、当会の会員の多くは高齢者で、自宅でのパソコン等の扱いにも不慣れなため、ふれあいふるさと館ホール(Wi-Fi が利用可)に集合してもらい、リアルで講談を聞き、大型映像を見ながら、オンラインの交流参加体験を楽しんでもらうことにしました。(会報誌:2022年02月)
(2/2)へつづく