本成寺(三条市)

にいがた情報
雲蝶が眠る越後三条の大本山

鎌倉時代(1297年)に開創された法華宗の総本山・本成寺。
幕末期、彫刻師・石川雲蝶は30代前半。その腕を見込まれ越後三条に招かれ本成寺と塔頭寺院の彫刻を手掛けた。その後、県内各地で制作に打ち込み、彫刻や絵画等数々の作品を遺した。
墓は本成寺墓所にあり、技芸の上達を祈る参詣者も多い。塔頭・静明院に伝わる宝物「亀」の置物。まるで生きているかのような細部の表現が見事だ。
日本のミケランジェロと称された彫刻の名工・石川雲蝶の繊細な美しさと、重厚感を兼ね備えた作品をぜひご覧あれ。

三条市西本成寺1-1-20
TEL:0256-32-0008
9:00~17:00(寺務所)
※行事・法要開催日は対応できない場合有り
拝観料:境内無料
市民ガイド団体「三条雲蝶会」事務局 角田(つのだ)
TEL:0256-33-1754

(会報誌:2021年05月)