眼下70mの日本海を望む
天下の険として有名な親不知・子不知海岸。親不知駅周辺には、断崖絶壁の海岸が約15㎞続きます。明治時代に道路が開通するまでは、波打ち際を通っていたことから、交通の難所として古くから知られています。
親不知コミュニティロードは、先人たちがその急峻な地形と複雑な地質に挑み、北陸地方の産業、経済の発展に貢献したことを後世へ伝える貴重な土木遺産と称えられています。
日本近代登山の父と言われたウェルター・ウェストンも、著書「日本アルプスの登山と探検」で、親不知を紹介しています。
コミュニティロードの向かいには、北アルプスへと続く登山道の出発点「栂海新道(つがみしんどう)入口」があります。(駐車場約10台)
親不知コミュニティロード
住所:糸魚川市大字市振
交通:親不知ICから車で3分、糸魚川ICから車で30分
Photos by Takashi.Watanabe、Presented by Katsuhiko.Sakaki
(会報誌:2020年12月)