米百俵プレイス「ミライエ長岡」 7/22NewOpen!

にいがた情報

 長岡市では、かつて国漢学校があった大和デパート跡地等の整備が進み、7月22日に「米百俵プレイス ミライエ長岡」西館がオープンします! 
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 長岡は長い歴史の中で、多くの人間性豊かな人材を輩出してきました。中でも幕末の長岡藩大参事・小林虎三郎の「米百俵」の精神は市民の誇りです。この精神が息づくミライエ長岡は、幅広い世代の人々が交流し、学びや体験を通じて新しいチャレンジの機会に出会う「未来を創る場」、現代版の国漢学校です。
館内に移転する互尊文庫は、今までにない工夫された本の分類方法や配置により、本棚を巡りタイトルを眺めるだけでも新たな発見に繋がる、新しい図書館です。ミライエ長岡で本物の体験をした若い人達が、素晴らしい人材として未来へ羽ばたくことを願っています。

国漢学校と米百俵の精神

 戊辰戦争からの復興をめざす長岡藩に、三根山藩から救援米が送られました。食べるものにも事欠く藩士たちにとっては、のどから手が出るような米でしたが、藩の大参事小林虎三郎は、この百俵の米は文武両道に必要な書籍、器具の購入にあてるとして米百俵を売却し、その代金を国漢学校の資金に充てました。こうして、明治3年6月15日、国漢学校の新校舎が坂之上町(現大手通2丁目)に開校したのです。

 小林虎三郎は、米を分けるよういきり立つ藩士たちにこのように語りかけました。
「この米を、一日か二日で食いつぶしてあとに何が残るのだ。国がおこるのも、ほろびるのも、まちが栄えるのも、衰えるのも、ことごとく人にある。」
「この百俵の米をもとにして、学校をたてたいのだ。この百俵は、今でこそただの百俵だが、後年には一万俵になるか、百万俵になるか、はかりしれないものがある。いや、米だわらなどでは、見つもれない尊いものになるのだ。その日ぐらしでは、長岡は立ちあがれないぞ。あたらしい日本はうまれないぞ。」
山本有三(1943)『米百俵』新潮社出版

「米百俵」の精神は長岡市のまちづくりの指針や人材教育の理念となって今日に至っています。

長岡市にお越しの際は、ぜひミライエ長岡にお立ち寄りください。


基本情報
住所 〒940-0062 新潟県長岡市大手通2丁目3番地10
※お越しの際は出来るだけ公共交通機関をご利用ください。
開館時間 平日・土曜日9:00〜21:00(図書カウンター 9:30〜19:00)
日曜日・祝日9:00〜18:00(図書カウンター 9:30〜18:00)
休館日 ・毎月第2木曜日(休日の場合は翌日)
・月末(土日の場合は翌月曜日)
・年末年始(12月29日~翌年1月3日)
※7月31日(月)は特別開館
問合せ先 長岡市ミライエ長岡企画推進室
〒940-0062 新潟県長岡市大手通2丁目3番地10
TEL:0258-86-6008 FAX:0258-86-6073