江戸っ子歴史作家の新潟愛溢れるエッセイ集

本書は、『新潟日報』紙生活面に隔週10年にわたり好評連載の275本のエッセイから、作者によりいりぬかれた100本を収録した書籍版(A5判223頁)である。
第一部(2015~2017)
1.願い事は口に出すと叶う~23.寅さんの町
第二部(2017~2019)
24.そう悪くはないさ~49.お茶男
第三部(2019~2022)
50.改元雑話~75.次回は200回
第四部(2022~2024)
76.「峠 最期のサムライ」余話~100.父のことども(下)
全100話、すべて見開き2頁に収められ、全編にアニメ監督杉井ギザブロー氏のイラストが収録。
収載100話の中の一遍の一部を紹介しよう。
30.金のがちょう
先日、 小学校の同級生アヤタ君に20年ぶりに会ったら、なんと彼は数年前まで、十日町市にある〈あてま高原〉のホテルベルナテオに勤めていたという。
アヤタ君とは共通の思い出がある。私たちが小学校1、2年生の時の担任だった古江綾子先生はNHKの「うたいましょう ききましょう」という低学年向け音楽教育番組に出演されていて、私たちが2年生の冬、この番組の中で音楽劇「金のがちょう」をやることになり…
著者:河治 和香(かわじ わか)
1961年に東京都葛飾区柴又で生まれた日本の小説家・作家。日大芸術学部映画学科卒業。
日本映画監督協会に勤務。
2003年、「秋の金魚」で小学館文庫小説賞受賞。
イラスト作者紹介:杉井ギザブロー

1940年静岡県生まれ。
アニメーション映画監督。
東映動画を経て虫プロ創立に参加、監督作品に「鉄腕アトム」等
(広報・樋口/会報誌:2025年11月号掲載)
