【世界文化遺産登録1周年記念】首都圏・佐渡伝統芸能の祭典

会の活動報告

日時:7月27日(日)
会場:目黒408号店

『首都圏佐渡伝統芸能の祭典』発足披露宴盛大に

2025年7月27日、丁度「佐渡島の金山」が世界文化遺産に登録されてから一年後にあたる記念すべき日に「首都圏・佐渡伝統芸能の祭典」の発足披露宴が『庄や目黒408号店』3階会場に満員のお客様をお迎えして開催された。

開会の挨拶に立った池登志邦(首都圏佐渡連合会会長)氏は「斉藤実氏と石橋博氏の熱意にほだされ発起人になった」と話された。首都圏の民謡団体も高齢化が進んだ事やコロナ以降イベントの減少などで会の維持が困難になって行く中で、存続させる為には、包括してまとめ役に成る組織が必要で、大変意義が有ると述べた。
続いて来賓を代表し鈴木輝雄(東京新潟県人会館理事長)氏は祝辞の中で、日頃から佐渡島に多くの民謡が有ることに驚きを感じており、今回その民謡や芸能をまとめて継承する会が発足することに敬意を感じるとのべられた。しかし若い人が少ないのが気がかりとも述べられ、今後の課題について、ご教授頂いた気がする。

続いて『佐渡島の金山の世界遺産的価値』について首都圏で世界遺産登録活動を牽引してきた和泉賢一(関東畑野会会長)氏が系統だって説明された。
更に氏の私案と前置きして『糸魚川~赤泊航路』整備による佐渡観光への普及効果について、特に航路の時間短縮による効果が見込まれる等提言され、今回の伝統芸能の会を発展させて『芸能を通じて佐渡を豊かにしてほしい』と挨拶を結んだ。

続いて佐渡相川の近藤組会長「近藤光雄」様からの祝電が披露され、伝統芸能の披露の場へと移った。
「東京湊木遣り愛好会」による威勢の良い『木遣り唄』を筆頭に民謡は常連の「若波会・あかね会・朱鷺おけさ会」による6演目が披露された。今回は伝統芸能という事で普段は見る事の少ない「語り部・岩見里奈」氏による『佐渡の民話』「佐渡國・草の会東京支部」による『春駒』が披露された。
最後にゲスト出演として佐渡市と交流のある大正大学OBで構成する「鼓々浦々の会」による『太鼓と笛の演奏』の披露が有り、会場を湧かせた。

懇親会は春日寛(東京新潟県人会名誉顧問)様のご発声により開会された。
春日様はハワイホノルルでのパレードの思い出を披露された。
後に東京新潟県人会百周年記念誌で調べると、1969年(昭和44年)にハワイホノルル新潟県人会60周年記念式典に120名で参加した記録が有る。今から56年前、為替レートは360円の時代である。日系一世二世の人たちが沿道に並ぶワイキキ通りを1.5キロに渉り「佐渡おけさ」でパレードしたとのことである。
90歳を超える高齢者が土下座し「ふるさと日本の民謡・佐渡おけさ」に聞き入り、流れる涙が深く刻み込まれたシワの間を流れ落ちる様子を今も鮮明に覚えていると語り、この時に「佐渡おけさは日本一の民謡だ~」と心で叫んだと興奮気味に披露された。

エールを頂いて始まった楽しい宴会の時間もアッと言う間に経過し、終わりに斎藤実代表幹事が閉会の言葉を述べた。氏は参加者皆様の熱烈な応援のおかげで『佐渡島の金山』が世界文化遺産に登録されたことに感謝の言葉を述べた。
『若波会』という民謡団体の会長として、佐渡の郷土会は勿論、東京新潟県人会の主催するイベントに積極的に参加し、長い間佐渡民謡を通して世界遺産登録活動に携わってきた。挨拶をされる中で思いが込み上げてきたので有ろうか、声を詰まらせ目頭を押さえるなどこれまでのご苦労を感じさせる一面をのぞかせ会場から大きな拍手を戴き挨拶を終えた。
次回は、佐渡人の心を一番揺るがす「鬼太鼓」の披露もあると意気込む『首都圏・佐渡伝統芸能の祭典」に期待を膨らませ、会の発展にご協力頂きたい。
(東京相川会副会長 石塚 豊)/(会報誌・2025年10月号掲載)