日時:9月20日(金)
場所:「吉池」(御徒町駅前)
岩手出身大谷翔平選手の[50-50]達成記念日に岩手の地酒『浜千鳥』を味わう
「浜千鳥」は岩手県釜石市の地酒メーカーです。かつて小さな漁村であった釜石は、鉄鉱石が発見され製鉄業で栄えてきた町です。浜千鳥は大正12年(西暦1923年)に創業しました。浜千鳥は創業以来「地元に愛される味覚づくりと品質高い酒造り」をモットーとして、三陸海岸に水揚げされる新鮮な海の幸、自然豊かな岩手山地に育つ山の幸に良く似合う食中酒を目指しています。
地元中心の販売活動を行っており、製造量の92%は岩手県内、仙台中心の宮城県で3%、首都圏3%、その他2%の割合で出荷されています。
令和23年の東日本大震災後、首都圏に在住する地元出身の皆様や地酒浜千鳥ファンの皆様の応援により、東京医科歯科大学地下1階の「グリル峰」にて東京で初めて「浜千鳥を楽しむ会」を開催したのが平成25年3月でした。その後岩手を応援するレストランなどで楽しむ会を開催してきました。
岩手県出身の大リーガー大谷翔平選手がMLB史上初めてホームラン50-盗塁50を達成した記念すべき9月20日に吉池食堂で「秋の浜千鳥を楽しむ会東京」を開催いたしました。
吉池食堂は東京新潟県人会所縁の高橋登氏が経営する御徒町「吉池」の9階にある新鮮な魚介類を堪能できる素晴らしい和風レストランです。今回で3年連続お世話になりました。参加者は釜石ゆかりの方、釜石ラグビーファン、地酒ファンなど77名でした。
秋限定『浜千鳥 特別吟醸酒』など4種のボトルがテーブルに並ぶ
開会セレモニーで南部杜氏の奥村康太郎より本日のお酒の説明をした後、「乾杯!」で会は始まりました。酒蔵から11種類のお酒をご用意しました。その内4種類は6人グループのテーブルに四合瓶を並べました。秋限定「浜千鳥・特別純米酒・無濾過火入」は春に搾ったお酒をそのまま火入れ瓶詰めしたものを冷蔵貯蔵しゆっくり熟成し、秋からの飲み頃になるお酒です。
「浜千鳥純米大吟醸結の香」は、岩手最上級の酒米「結の香」を使用した甘い口当りで果実のような香りが特徴です。仕込み水の異なるお酒も2種類並びました。一つは釜石市のお隣の大槌町の湧水を使用した「源水」です。この湧水の上流で酒米「吟ぎんが」が作付けされています。酒米を育てた水が仕込み水として再び出会い新しいお酒が出来ました。もう一つは釜石鉱山の磁鉄鉱の層を50年かかり通ってきた神秘な水「仙人秘水」を使用した「仙人郷」です。仕込み水の「仙人秘水」は和らぎ水に使用しました。
これらのお酒にお肉やお魚の焼き物オードブル、三陸のホタテを含めたお刺身、北海道産の大きな生牡蠣、海老やいくらのにぎり寿司を合わせます。それぞれ個性のあるお酒を様々な肴と合わせて飲むのです。吉池食堂様の新鮮な海の幸は浜千鳥に抜群に合いました。
「23年の古酒」、「大吟醸酒」お燗の「山廃純米酒」などをお猪口で味わう
いろいろなお酒コーナーには各自お猪口を持参して集まります。ここでは非売品の「平成13年度全国新酒鑑評会金賞受賞酒(23年古酒)」と昨年度金賞受賞した「大吟醸斗瓶囲い」が人気でした。時間が作る古酒の味わいと香りも味わいも華やかなお酒との対比は驚きがあったようで何度もお代わりをする方がいらっしゃいました。
日本酒は温度により味わいが変化します。「山廃純米酒」と「純米吟醸美山錦」はお燗が人気でした。冷やしたお酒が多い中、お燗の魅力を感じました。
その他、日本酒ベースの梅酒、12年貯蔵の米焼酎もロックやソーダ割で楽しんでいただきました。
会の後半はお楽しみ抽選会。景品は浜千鳥のお酒や酒粕を利用した「大吟醸ラーメン」「梅酒ようかん」「仙人カレー」「トラウトサーモン大吟醸粕漬焼き」など。最後に人気の「帆前掛け」を抽選。当選者の方に三本で締めていただき会は無事お開きとなりました。
これからも浜千鳥を楽しむ会を開催し、岩手釜石の味覚を発信していきたいと思います。来年もお世話になりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
(株式会社浜千鳥 代表取締役 新里進・記)