講師:竹村牧男(前東洋大学学長)
日時:令和5年11月23日(祝日・木)14時~
会場:ふれあいふるさと館(県人会館)2階ホール
秋晴れの日、良寛さんと共に楽しい一日を過ごす
東京良寛会の秋の講演会―『良寛と月をめぐって』講師・竹村牧夫先生(前東洋大学学長)が、令和5年11月23日(勤労感謝の日・木)、ふれあいふるさと館2階ホールで開催されました。
当日はからりと晴れあがった秋日和。参加の30名弱の皆様は、リラックスした雰囲気の中、先生のおはなしをお聞きし、また久しぶりの語らいもあり、楽しい一日をお過ごしになられました。
講演内容は、良寛さんと月のいくつかの話題として
① 取り残されし窓の月
② 和歌における月
③ 月のうさぎ
④ 窓、白む
⑤ 心月輪について
⑥ 『法華経』の珠玉の譬喩と月
⑦ 中秋の月を愛でる
竹村先生の配布資料には詳しく内容が記されてございましたが、今回ご参加者様で「心月輪」を鍋蓋に書いた解良家御家族様がおられました事もご縁にございましたし、皆様が楽しいお気持ちで語って頂きました。
県人会館から次に交流懇親会を「吉池食堂」で行い16名が竹村先生と交歓を楽しみ、又初めてのお会いで古くからの両家のご縁等が分かり語り合う場面も拝見致しました。帰路は先生とご一緒になり親しく語られたと嬉しいお話もございました。
昨年の「出雲崎大会」で、ご挨拶述べさせて頂きましたが「良寛さんが天上から慈愛の眼差しで見守って下さりお天道様もご機嫌麗しい」6月17日(土)晴天の下、東京神田駿河台(財)全電通労働会館大ホールで、東京良寛会設立40周年記念と花のお江戸三十三年ぶりの「第45回全国良寛会東京大会」を開催し全国から多くの皆様との楽しい交流をさせて頂きました。良寛さんと花のお江戸は、かつて維馨尼の大蔵経請来(だいぞうきょうしょうらい)のための心操を敬歎(きょうたん)し、その労苦を偲んでの天寒自愛がございます。
全国から二百余名が集い(コロナ5類に移行して)「記念講演」、「各地報告」、「歓迎アトラクション」は唄も踊りも郷土色豊かで素敵でした。「物産販売」は出雲崎町からなどの懐かしいまた貴重な品物もあり好評でした。受付の千葉工業大生の若くて良い雰囲気と笑顔に迎えられて、参加者からは「若い人のすがすがしい応対がよかった」のお声を頂きました。「交流懇親会」は吉池食堂で94名が集い盛んな交歓を致しました。18日(日)中野駅至近の東京黎明アートルームで開催中の小島正芳会長中心とした特別展「良寛の書の世界- 清らかな書の世界」では、優れて独創的な書を展観して全国各地の皆様と共に良寛さんの心の内を少し覗きましたよ。
東京大会は実行委員会7名(石井正一委員長・加藤全宏・長瀬悦子両副委員長)が開催の計画、実行(9回実行委員会等も)全てを一年間掛けて成功に導いて頂きました。各位に心より御礼を申し上げます。大会プログラム「協賛広告:26社」東京新潟県人会会長小林保廣様「ご縁」から大後援頂きました事も大感謝にございました。定例勉強会も昨年8回開催し講師皆様から語って頂きました。8月除き毎月、日曜日13時開始です。ご興味ありましたら気軽に覘いてくんなせいね!
つきてみよ ひふみよ
いむなや ここのとを
とおとおさめて また
はじまるを
「第46回柳津大会(福島県)」は良寛さんが訪ねて泊まり眺望を詩った「霊巌山円蔵寺」の地で6月15-16日(土・日)会場を「やないずふれあい館(柳津町中央公民館)」全国からの皆さんとの交流交歓を楽しみに想う次第です。これを機会に皆様方に良きご縁を頂きたく良寛さんの座右の銘「一生成香」宜しくお願いいたします。
(会長 東條 玉英)