2024年 新年のご挨拶(新潟県知事)

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新潟県知事 花角 英世

新春ごあいさつ

令和六年の年頭に当たり、東京新潟県人会の皆様に謹んで新春のごあいさつを申し上げます。

県民の皆様から再び信任を頂いてから一年半、県民の皆様の安全と安心を確保することを第一に、活力ある新潟県の実現を目指し、二期目の県政運営に取り組んでおります。
人口減少という深刻な課題を抱える新潟県にとって、若い世代を中心に魅力ある働く場として、新しいことに挑戦できる場として、そして多くの方々から訪れる場として「選ばれる」よう、本年も最大限の取組を進めてまいります。

県では、ワーク・ライフ・バランスを実現でき、女性も活躍できる魅力ある職場づくりに加え、挑戦する人や意欲ある企業等が生まれ、成長しやすい環境づくりを進めています。これまでも、IT関係などの企業誘致やスタートアップ支援拠点の整備などを積極的に進めてきましたが、今後とも官民連携による支援を一層強化することで、県内産業の活性化に向けて取り組んでまいります。

昨年の夏は、記録的な猛暑と渇水により、米の一等米比率がかつてないほど低下するなど大きな被害を受けました。異常気象の常態化が懸念される中、県では、農業者が営農意欲を失うことのないように、高温耐性品種の導入や新品種の開発など農業生産の安定化に向けた取組を積極的に進めるとともに、県産農林水産物のブランド化を一層促進するなど、付加価値の高い持続可能な農林水産業の実現を目指してまいります。また、改めて地球温暖化対策の重要性を感じたところであり、脱炭素化に向けた取組もしっかりと進めてまいります。

さらに、子育てに優しい社会の実現に向けて、「妊娠・出産から子育てまでの節目における経済的負担の軽減」「結婚を希望する方への支援」「子どもを生み育てやすい環境の整備」を三つの柱として、結婚から妊娠・出産・子育てまでの切れ目のない支援を強化・推進しています。
経済的負担の軽減につきましては、「新潟県こむすび定期」として、定期預金等による子育て応援事業を昨年十月から開始しましたが、多くの県民の皆様から申請をいただいております。引き続き、関係機関と連携しながら、社会全体で子育てを応援する機運の醸成に取り組んでまいります。

交流人口の拡大に向けた取組では、新潟空港の国際線のうち、台北線、上海線、ソウル線が昨年再開されたほか、ハルビン線も今月の再開が予定されており、海外からの誘客拡大が見込まれます。
加えて、昨年十一月にはベトナムのタインホア省及びビンロン省と交流協力に関する覚書を締結しました。ベトナムとの間で人材の交流や経済・農業交流などが活性化し、県内企業の人手不足への対応や、相互の貿易の拡大、観光交流によるインバウンドの拡大などにもつながることが期待されます。
また、首都圏での情報発信においては、皆様方にもお世話になり、昨年末に閉館した「表参道・新潟館ネスパス」に代わる新たな拠点として「銀座・新潟情報館THE NIIGATA」を五月末にもオープンする予定です。本県の多様で豊かな魅力を知り、味わっていただける総合的な情報発信拠点として、観光交流やUIターンなどによる新潟への人の動きを作り出していけるよう、準備を進めてまいります。

本年は、「佐渡島の金山」の世界遺産登録の実現に向けた進展、地域航空会社トキエアの就航、オイシックス新潟アルビレックスBCのプロ野球二軍リーグへの参入など、明るい話題もたくさんあります。こうした取組や事業が新潟県の元気につながることを願うとともに、県といたしましても、県民の皆様とともに飛躍できる一年となるよう、全力で取り組んでまいります。

貴会におかれましては、今後とも首都圏と新潟をつなぐ懸け橋、力強い応援団として御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、皆様の御健勝と御多幸を心よりお祈りし、新年のごあいさつといたします。