新潟生まれの伝統工芸品 新潟漆器

にいがた情報

 新潟漆器は、約400年前の江戸時代初期に秋田から「春慶塗」が伝わってきたのが始まりといわれています。
竹の節や筋など竹の肌合いを表現する技法「竹塗」は、現在の新潟漆器を代表する塗りの一つで、主に箸やぐい呑みなどに使用されています。
新潟漆器の特徴は、多彩な“塗り”です。特に竹塗りは下地の際に錆で竹の節等を作り、その上に色漆で竹の肌や模様をつけるという他の産地では見られない珍しい塗りで、本物の竹と見間違えるほどです。

新潟漆器の魅力再発見!

 新潟市で飲食業や販売業を営む店舗に新潟漆器を利用してもらい、新潟漆器の認知度を上げることで、その魅力を再発見してもらうことを目的として始まったのが「新潟漆器利用促進事業」です。
令和4年度は、使用店舗から「シックな色合いで幅広い料理に使用できる」、お客様からは「これまで目にした漆塗りとは違う色合いで驚いた」などの感想がありました。また、デザインが良く料理が映えるので、写真をSNSに投稿する方もいました。
さまざまな形で、新潟漆器のPRに取り組んでいきます。

問い合わせ

新潟市中央区役所地域課産業文化振興室
☎025-223-7054

(会報誌:2023年3月)