エッセイ・寄稿

暮らしのヒント

高齢化社会を迎えて

鈴木 輝雄 私がフードサービスの世界に入って35年、加えて介護事業に携わって18年になります。  そこで常日頃生きるという事を考えながらどうしたら悔いのない人生を、楽しく有意義な時間を過ごせるかと思いめぐらせています。  人間だけ...
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カンボジア雑感

山田 正紀(NPO 米百俵SP 理事長) 掲載の写真は、カンボジアの小学校の音楽会に応援出演してくれた、その小学校を卒業した高校生によるアプサラダンスのひとコマです。  私は、東京新潟県人会で活動している、長岡高校同期の大原精一氏から寄...
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烏鷺(うろ)の戦い

首都圏真野人会顧問 丸山 昭夫 私が碁を始めるきっかけは昭和20年代に本因坊であった高川さんの「碁を始める人に」と言う本があった。初歩的な碁の基本と囲碁の起源について書いてあった。碁盤は宇宙を表していることが書いてあり、以前、碁好きの父よ...
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100周年の思い出、そして110周年へ

村上市出身 細井ミツ子  令和2年9月26日、一通のハガキを受け取った。あれ、見たことのある文字だなぁと思ってよく見てみるとなんとそれは10年前に県人会の100周年記念式典の会場から自分自身に宛てたハガキだったので驚いた。  10年...
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思い出のおふくろの味

弁理士 牛木理一(県人会理事) 平成31年5月31日に天皇・皇后の地位を引退された明仁さんと美智子さんは1歳違いの夫婦でありましたので、その昔はいずれも昭和16年4月から始まった新学制の国民学校時代の生徒となったのです。私もそうであり、長...
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谷中七福神めぐり

登石 正中  毎年暮れになると、お正月をどう過ごすか、頭の中をよぎりますが、昨年は「浅草七福神めぐり」に行ったので、今年は数ある七福神めぐりをグーグルで検索してみました。そして江戸で最も古いと言われている「谷中七福神めぐり」に決めました。...
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~ 菊 ~

遠藤 哲夫 十一月三日(文化の日)を中心に、神社・公園等各地で菊が目に付く。 菊は短日性の植物で、日照時間が短く成ったことを知り花を咲かせる。一般に菊は、文化の日を中心に満開になる事から、各地の菊花展はその頃開催される。  私の現在住...
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良寛の生き方は地球を救う

小林 保廣 はじめに  戦後六十三年、会員の皆様には郷里新潟を離れ、日常の生活もままならない苦境を、自らの力で頑張り乗り越えてこられた方々が大半かと思いますが、近年、経済活動がアジア地域等で進むにつれ、一段と環境破壊が全地球規模の重要な...
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なぜ、松竹梅はめでたいか

今回のテーマは「松竹梅はなぜめでたいか」ですが、サブテーマの「松竹梅を植物学的に分析すると、数ある樹木の中から選んだ先人たちの慧眼に感服」を軸にお話しします。いわゆる「松竹梅」の源は、中国の「歳寒三友」に由来しています。歳寒三友は、文人画で好まれた画題であり、寒中でも松と竹は青々とし、梅は花を咲かせることからこのように呼ばれたものです。これらは「清廉潔白・節操」という文人の理想を表現したものと認識されていました。したがって元来「めでたい」という意味は含まれておらず、松竹梅を瑞祥植物としたのは我が国の先人たちといえます。
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父・蕗谷虹児

デビュー百周年記念 特別寄稿 父・蕗谷虹児(新発田市出身) 蕗谷龍夫(虹児の三男・元蕗谷虹児記念館々長) 「バラの花片の枕をなさってるって、ほんと……?」教師になりたてのひとに手を引かれて、私は小走りに駆けていた。父のことばかり訊かれ...
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六道の辻(3/3)

大原 精一(広報委員・越後長岡ふるさと会) 一.六波羅蜜寺  京都の鴨川に架かる松原橋を東に渡った先に「六道の辻」と呼ばれる西福寺があることを昨年の四月号で紹介した。この寺から南に下がると西国 三十三所の第十七番札所の六波羅蜜寺がある...
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六道の辻(2/3)

大原 精一 一.もう一つの六道の辻  京都の鴨川に架かる松原橋を東に渡った先に「六道の辻」と呼ばれる六道珍皇寺があることを昨年の五月号で紹介した。実はもう一つ「六道の辻」と謂われる場所がある。それは松原橋から二辻目、南に曲がると六波羅蜜...