大膳神社(佐渡市)

にいがた情報

品格漂う能舞台をもつ資朝卿ゆかりの社

 大膳神社(だいぜんじんじゃ)、大和飛鳥路に例えられた田園風景に大膳神社が鎮座。地頭・本間山城守によって日野資朝、大膳坊が合祀され、正殿には御食津大神を祀ります。資朝の子・阿新丸が佐渡に渡り、親の刑死の無念を晴らした際、逃亡を助けた大膳坊は処刑。御坊の怨霊を鎮めるために、勧進されたとされます。1846年に再建された茅葺き寄棟造りの能舞台(県の有形民俗文化財)は、定能が盛んであった「国仲四所の御能場」の1つ。佐渡に現存する最古の能舞台と伝わります。現在も4月18日の祭礼には奉納能、6月には能と鷺流狂言が上演されています。

住所:新潟県佐渡市竹田562-1
交通:両津港から車で約30分(駐車場40台)
TEL:0259-55-2953