六日町高等学校創立100周年記念

会の活動報告

東京同窓会祝賀会 会長 中島文夫
日時:令和5年11月25日(土)
会場:ホテルニューオータニ東京 芙蓉の間

秋晴れの1日、紀尾井町に同窓生が集合!

南魚沼市にある六日町高校は大正13年に六日町中学校として開校、令和5年に100周年を迎えました。これを記念し、10月に地元で開催された式典や祝賀会に続き、東京同窓会は千代田区紀尾井町のホテルニューオータニで祝賀会を開催しました。東京同窓会では毎年総会と懇親会を開催しており、10年毎に周年行事として祝賀会を開催していますが、100周年は特別な催しです。本校と力を合わせ、準備を進めてきました。

さて、爽やかな秋晴れとなった開催当日、全国から同窓生が続々と会場に集まりました。

集まった同窓生を祝宴が始まるまでもてなしたのは、懐かしい木造校舎などのパネル写真展示や、各年代の卒業アルバム、そして幅8メートルで一覧にした六高の年表です。また、会場内では100年分の歴史をまとめたスライドショーも上映しました。

100年をまとめた年表や卒業アルバムなどの展示

開宴は12時。一瞬暗転した会場内に同窓生によるトランペットの独奏で六高の校歌が響き渡ると、自然に拍手が沸き起こりました。

トランペット独奏
山田耕筰作曲の校歌誕生秘話を聞く

続いて、日本講談協会相談役の宝井琴梅師匠の登場です。我が母校の校歌を題材に「六高校歌誕生秘話」のオリジナル講談をご披露いただきました。

琴梅師匠は、南魚沼市一村尾の「梅桜亭」で定期的に公演をされているご縁から、今回の講談をお願いしました。昭和3年の校歌誕生や平成7年に野球部が甲子園に出場した時の話題などをお話したところ、「面白い!」と膝を打ってご快諾いただきました。

私達が「日本一」と自負する校歌は、初代校長の手塚義明先生が作った歌詞に、「赤とんぼ」など数々の名曲で知られる人気作曲家の山田耕筰さんが曲をつけています。稀代の作曲家が雪国の小さな学校の校歌を引き受けてくれた経緯などを語る熟練の講談師の熱演に出席者は熱心に聴き入り、感動の面持ちでした。

人類共栄ゆく国うち建てむ
我等の前途(ゆくて)は光にみてり

などとする歌詞がしみじみと胸に響きました。

宝井琴梅師匠はさすがの語りで聴衆を魅了
地元の銘酒は大人気!全員の校歌斉唱で締め!

さて、乾杯に続いて開宴すると、参加者はおいしい料理とお酒に舌鼓。この日のために取り寄せた地元魚沼の各酒蔵の銘酒は、あっという間に空いてしまい、「もうないの?」と残念がる人が続出しました。魚沼産コシヒカリや地酒、魚沼や湯沢の温泉宿の宿泊券が当たるお楽しみ抽選会では、会場が一気にヒートアップ。喜びの笑顔が咲きました。

天井の高い芙蓉の間に乾杯の声が響く
会場内のあちらこちらで記念写真を撮影。
とくにステージは人気スポットに!

そして、六高東京同窓会の集まりといえば、校歌や応援歌の斉唱が欠かせません。
まずは母校に併合となった旧女学校の校歌から。こちらは同窓生がサクソフォンで独奏し、女学校の校歌らしい優美なメロディで会場が満たされました。
続いて応援歌と応援団歌、そして自慢の校歌です。一緒に大きな声で歌えば、いつしか気分は高校時代にタイムスリップ。心なしか、皆さんの顔がはつらつとしてきます。

校歌や応援歌を斉唱!
応援歌には、やっぱり学生服とはちまきが似合う!

こうして、2時間の祝宴はアッという間に終わりの時を迎え、名残惜しい気持ちを抑え、再会を期してお開きとなりました。

今後も毎年、総会・懇親会を開催しつつ、創立110周年記念祝賀会開催を目指してまいります。