松苧神社

にいがた情報
権現様の七つ詣り

 十日町市犬いぬ伏ぶしの松苧山山頂(360m)にあり、潟県内最古の茅葺き木造建築です。大同2年(807年)坂上田村麿が創建。祭神は奴奈川姫命他十神。国の重要文化財です。
 毎年5月8日に数え年7歳になる男の子が、元気に育ったお礼と御加護をお願いする「七つ詣り」という伝統行事が行われています。昔は女人禁制で女性が登る事は出来ないと言い伝えられていました。
 早朝参道から、急峻な崖の様な道を一人で登りきることが立派な男子に成長する条件でした。無事に参拝し、神主さんからお祓いを受けた男の子の家族親戚は、神社の側で小宴会を開き祝います。
 山頂では、地元の若い衆が夜中に背負いあげておもちゃ屋を開き、お祝いとして一緒に登った親戚の人が買ってあげます。参拝後、家に戻ると更に結婚披露宴さながらの祝いの膳が催されます。

十日町市役所松代支所
026-597-2220
(会報誌:2021年05月)

アイキャッチ画像:にいがた観光ナビ