「能」の島(佐渡市)

にいがた情報

資朝卿ゆかりの能舞台

 佐渡は江戸時代から「能」が盛んな島で、現在でも30以上の能舞台が現存しており、実に国内の三分の一です。佐渡で「能」が広まったのは江戸時代の初期と言われ、広く領民の間でも普及しました。現在でも毎年4月から10月にかけて、島内各地の能舞台で「薪能」はじめ演能が多数開催されており、観覧料は無料のものから1,000円程度~と、非常に観覧しやすくなっています。
 1846年に再建された資朝卿ゆかりの社大膳神社の能舞台(県の有形民俗文化財)は、「国仲四所の御能場」の1つ。佐渡に現存する最古の能舞台として伝わります。現在も4月18日の祭礼には奉納能、6月には能と鷺流狂言が上演されています。ぜひ、能の島・佐渡で幽玄な「能」をお楽しみください。

住所:佐渡市竹田562-1
交通:両津港から車で約30分(駐車場40台)
TEL:0259-55-2953
(会報誌:2020年12月)

アイキャッチ画像:さど観光ナビ