株式会社越後酒造場

にいがた情報
米・水・人・風土にこだわり続ける手造り酒蔵

昭和7年10月八田酒造場として創業。昭和61年株式会社越後酒造場に変更。
新潟の地酒蔵「越後酒造場」は杜氏と蔵人が手造りで醸している。野積杜氏が磨き上げた技と、雪に明け暮れる厳しい冬、恵まれた越後銘水、そこから獲れる米。この四拍子が見事に調和した本格的な手造り蔵で醸した雪国のロマンを語る秘蔵の銘酒を産し地元の人たちはもとより関東から九州福岡迄販売して好評を得ている。

株式会社越後酒造場
野積流の技を受け継ぎ基本は手造り
 新潟の酒「新潟端麗」は冬の豪雪で酒造りに最適な低温・もろみの中でゆっくり溶ける性質の新潟米・ミネラル分の少ない新潟軟水の組合せで発酵がゆっくりと進む。これが端麗な味を生む最適な条件によるものである。
越後杜氏は新潟県内の地域ごとに、三島杜氏刈羽杜氏・頚城杜氏の三流派があり、三島杜氏を越後杜氏・野積杜氏に分けて四流派とする考え方がある。
酒蔵は寺泊野積杜氏(野積の名杜氏・青木礎氏)により酒の味を磨き上げ酒造りを続けてきた。創業以来地元中心に地元密着商品として「甘かん雨う」「千代鶴」を販売してきたが、平成元年の新社屋竣工とともに「越こし乃の八はっ豊ぽう」の新銘柄を全国発売して主力商品とした。消費者に伝わりやすい味わい「甘口・辛口」を切り口にした「越後の辛口純米酒」、「越後の甘口純米酒」も好評である。全国新酒鑑評会金賞を度々受賞。関東信越国税局酒類鑑評会優秀賞受賞を重ねている。

株式会社越後酒造場
全国新酒鑑評会 金賞受賞状
 「越乃八豊」は地区名の「豊栄」と、豊栄の発展と蔵の発展を願い「末広がりに、お客様と越後酒造場が共に豊かになる」事を願っての銘柄。「甘雨」とはほどよいときに降って草木を潤し育てる雨、恵みの雨の意である。

「お酒は食事に合うように春夏秋冬に合わせて季節商品もリリース、旬の食材に合わせて楽しんでもらっています。安定した変わらない酒造りを剛気に貫きながらも、お客様のニーズを敏感に感じ取り、時代と共に新しい分野も開拓して商品作りに反映していきたい」と抱負を語っている。

以下は蔵元がお勧めする商品。(副会長・鈴木輝雄)

株式会社越後酒造場
越乃八豊 大吟醸
株式会社越後酒造場
越乃八豊 越後の甘口 純米酒
株式会社越後酒造場
越乃八豐 越後の辛口 純米酒

株式会社越後酒造場

代表取締役社長 室田裕一
新潟市北区葛塚3306-1
☎:0258-32-0270
HP:http://echigoshuzojo.co.jp/

県内の酒蔵一覧は「新潟酒蔵巡りガイド」ページをチェック!