東京新潟県人会 新年祝賀会2024(#5/6)

県人会メイン行事

#4/6 から続く

祝宴

07 アメイジング・グレイス・・蘭 燃
08 みちのくひとり旅・・・・・服部 清子
09 金山節・・・・・・・・・・田村 優子
10 ふるさと灯り・・・・・・・小沼 貞雄
11 十日町小唄・・・・・・・・
十日町市民協会/十日町市舞踊協会/きものの集いの会/東京十日町会
12 おんなの越後路・・・・・・舞さくら
13 佐渡おけさ・・・・・・・・おけさクラブ/おけさ友愛会

県民歌・・・・・・・・・・・・指揮 宮田 タマ恵
謝辞 実行副委員長・・・・・・小林 英典

司会進行 佐藤 悦子
(文:榊 勝彦  写真:榊 勝彦/二瓶 明)

アメイジング・グレイス/蘭 燃(らん ねん)

十日町市出身の蘭燃さんは、かってゴスペルグループで活動し、ロス・インディオスの6代目女性ボーカリストとして約3年間活躍された実力者。

自分の実家も被災した2004年10月23日の新潟中越地震の復興への応援歌「空になろう」は知る人ぞ知る秀曲だ。昨年の新年祝賀会でも見事な歌唱力で「空になろう」を披露されている。強い希望と勇気を貰える歌だ。今年の元旦に発生した能登半島地震、それを意識しての選曲だったと思う、今回も「空になろう」は、聴く人に希望と元気を与えてくれる まさにぴったりの選曲だ。曲もとても良い。

蘭燃さんもステージ上でこう語っている。
「~前略~ この復興ソング…沢山の方々を応援するために 心を込めて歌いたいと思います、空になろう」
しかし・・・音源ミスで違う曲が流れる・・・どうにも曲が出てこない・・・急遽、曲目変更で「アメイジング・グレイス」となる。
 
 
直前まで「空になろう」を歌う気持ちだったはずが、いきなりの曲目変更はどんな心境になるのだろうか。せめてここでYouTubeで蘭燃さんの「空になろう」をご紹介します。


注:YouTubeサイトへ飛びます

気を取り直し、「アメイジング・グレイス」を途中に語りを加えてしっとり歌っている。トラブルが何もなかったように披露する、さすがプロの仕事と言える。

みちのくひとり旅/服部 清子

山本譲二の「みちのくひとり旅」、歌のうまさは定評のある服部清子さんもお馴染みの出演者の一人だ。

金山節/田村 優子

日本伝統の篠笛(しのぶえ)が印象的な田村優子さん、先ほど日本万歳獅子舞で安藤栄治さんと一緒に登場されている。この「金山節」は2023年11月に発表されたばかりの曲だ。金銀ザクザク ザックザク♪ 金銀ザクザク ザックザク♪ 何ともストレートで楽しい楽曲だ。

佐渡の相川で育ったとあって佐渡愛は強い、世界遺産登録を目指す応援歌として作られた。2020年の新年祝賀会でも安藤栄治さんと日本万歳獅子舞として登場された。その時の田村優子さんは、篠笛が郷愁を誘う「佐渡蛍」を披露されている。


日本万歳獅子舞 安藤栄治さん 舞台下から声援

ふるさと灯り/小沼 貞雄

葛飾区新潟県人会会長の内田晃さん作詞によるオリジナル曲、「ふるさと灯り」、小沼貞雄さんもお馴染みの出演者の一人だ。

十日町小唄/十日町市民協会ほか

「十日町小唄」は「佐渡おけさ」と共に当県人会の新年祝賀会・納涼まつりの超定番曲となっている。
会場が自然と和踊りになることも「佐渡おけさ」と同様だ。

越後名物数々あれど 明石ちぢみに雪の肌 着たら離せぬ味のよさ
 テモサッテモ ソウジャナイカ テモソウジャナイカ

作曲者は中山晋平氏、[シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ♪]の「シャボン玉」や、当時の流行歌「カチューシャの唄」、そして「東京音頭」の作曲も中山晋平氏なのだ。

私的で恐縮だが、ここに文章を書くにあたって何よりも驚いたことに、糸魚川の詩人、相馬御風と組んで多数の校歌を手掛けていたことだ。私は糸魚川市出身だが、糸魚川小学校・中学校の校歌は作詞・相馬御風、作曲・中山晋平だったとは…今日まで知らなかった。

相馬御風は知らなくとも早稲田大学の校歌や、童謡の春よ来い(春よ来い はーやくこい)は誰もが知っているはずだ。



祝賀会の様子はYouTubeからもご覧いただけます。

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