先人が育んだ伝統文化「亀塚練馬」

にいがた情報

 「亀塚練馬」は、無病息災、五穀豊穣を祈願するために約300年前から続く聖籠町無形文化財指定の伝統行事です。
 稲わらで作った長さ約4~5メートル、重さ約300㎏とも言われる巨大なしめ縄を、数え年で19歳と42歳になる男性が担いで亀塚集落内を練り歩き、諏訪神社に奉納するという勇壮な行事です。このしめ縄(練馬)は、奉納するまで決して地面に落としてはなりません。万が一落とすと、担ぎ手は極寒の海に一晩中浸けられることになっています。(幸いにも未だかつて落としたことはありません。)担ぎ手の皆さんはしめ縄を落とすまいと必死に担ぎ、「いっぽんなれや!」の掛け声とともに力を振り絞って威勢よくしめ縄を押し上げながら約1時間かけて練り歩きます。

問い合わせ
聖籠町総務課
北蒲原郡聖籠町大字諏訪山1635番地4
☎0254-27-2111