2023年 新春ごあいさつ

イベント・お知らせ

新潟県知事 花角 英世

花角 英世

 令和5年の年頭に当たり、東京新潟県人会の皆様に謹んで新春のごあいさつを申し上げます。
 昨年5月に県民の皆様から再び信任を頂き、2期目の県政運営に取り組んでおります。県民の皆様の安全と安心を確保することを第一に、経済社会に活力のある新潟、子育てに優しい暮らしやすい新潟を目指し、「住んでよし、訪れてよしの新潟県」の実現に向け最大限の取組を進めてまいりたいと思います。
 まず何よりも、人口減少という深刻な課題を抱える新潟県にとって、若い世代を中心に、働く場、起業・創業など挑戦の場、訪れる場として新潟県が「選ばれる」よう取り組んでまいります。
 また、新潟の潜在力発揮に向け、地方分散の流れを活かしたU・Iターンの促進、産業と地域の活性化につながる脱炭素社会への転換、デジタル化による暮らし・産業・行政の変革の3本柱に取り組むとともに、足元の新型コロナ感染症への対応、また、エネルギー・原材料価格の高騰等により大きな影響を受けている県民、事業者への支援にも全力で取り組んでまいります。
 さて、昨年の出来事を少し振り返りますと、8月には村上市・胎内市・関川村等における大雨災害がございました。貴会の皆様からご厚情あふれるご支援を賜り、深く感謝申し上げます。県では、被害にあわれた方々に寄り添い、安全安心な暮らしを確保するため、1日も早い復興に向け取り組んでいるところです。
 一方で、昨年は柏崎・長岡・片貝の越後三大花火が復活する等、少しずつ明るい話題も増えてまいりました。
 11月には新潟県のシンボルとして「翡翠」を県の石に指定いたしました。平成29年に錦鯉を県の鑑賞魚として指定して以来、およそ5年ぶりに県に新しいシンボルが加わりました。この機会に、県が誇る6つのシンボルそれぞれの魅力についても改めて広く知っていただき、より多くの方に親しんでいただきたいと考えています。
 また、水際対策の緩和を受け、今冬、県内各地のスノーリゾートエリア等において、多くの訪日外国人観光客も期待されています。
 アルビレックス新潟の活躍への期待、佐渡の金山の世界遺産登録の実現に向けた進展、新しい航空会社の就航への期待といった明るい話題が、新潟の元気につながることを願っています。
 貴会におかれましては、今後とも首都圏と新潟をつなぐ懸け橋、力強い応援団として御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げるとともに、皆様の御健勝と御多幸を心よりお祈りし、新年のごあいさつといたします。
(会報誌:2023年1月)