暮らしのヒント

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富士山[写真]

岡田 紅陽氏(1895~1972)は、明治28年8月31日、旧・中魚沼郡中条村で(現・十日町市)生まれた写真家。実兄は新潟県初代民選知事・岡田 正平氏。日本の風景写真の草分けで、特に富士山写真で国際的にも知られる存在に。 富士山を...
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御茶・老舗 大佐和

創業嘉永5(1852)年の御茶老舗「大佐和」があります。店先の緑の植込みに一服の清涼が感じられ、目をやれば「この地 湯島三丁目、左へ池之端、右へ神田」と道標が立てられていました。さあ、これからどちらへまいりましょうか。「喫茶去」と「...
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湯島天満宮

まっすぐ奥に石段が見えますか。 湯島天神・男坂です。隣には緩やかな勾配の女坂があります。 参集殿をのぞむ 天神さまと牛 信仰の中でも、天神さまと牛とは切っても切れないものがあり、古くより様々な縁起・伝承を見ることが出...
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上野不忍池

不忍池(台東区上野公園5-20) 上野恩賜公園内にある池、周囲2Kmを誇る大きさですが、滋賀県の琵琶湖と比叡山を模したものと言われています。琵琶湖の近くには比叡山があり、鬼門の場所には延暦寺が、そして琵琶湖に浮かぶ竹生島には弁財天信仰の聖...
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台東区黒門児童遊園

松坂屋の大通りに面した一角に、小さな広場があります。やさしい色合いのリンゴのオブジェが置かれているのに気付く人は少ないかもしれません。ありきたりの椅子なんかじゃないのが素敵です。さらに植え込みの中に「私の目の中のリンゴ」と書かれた看...
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葡萄文[鋳銅]花瓶

佐々木 象堂氏(1882~1961)は、明治15年、佐渡生まれの鋳金(ちゅうきん)作家。佐々木氏は、生涯で原型を蝋で造る「蝋型鋳金」といわれる手法による美しい作品を多く残している。戦前には「帝展」で2回特選。第二次、大戦中に故郷佐渡に帰...
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ふるさと写真今昔

新潟日報「おとなプラス(旧夕刊)」で2018年3月~2020年3月に45回連載された「写真今昔」が、新潟日報事業社から単行本として6月28日に発売されます。 新潟日報が保存する約20万枚のフィルム写真アーカイブから、学校、デパート...
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時間の早さに驚く

東京鹿瀬会 田辺 幸雄  広報委員になって、三年の月日が経っていた。昨年の四月からは市町村あれこれの下越欄を担当している。私は、広報委員になった時、関係者は『新潟懸人』に原稿を出してはならないと決めていた。  『新潟懸人』は、会員の人に...
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国宝「火焔型土器」の世界

国宝「火焔型土器」と発掘された「笹山遺跡」の全貌  現在、新潟県で唯一の国宝指定を受けている、笹山遺跡(十日町市・中条)から発掘(1982年・昭和57年)された縄文の「火焔型土器」。  本書は、その「笹山遺跡」と「火焔型土器」の全体...
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色紙 坂口 安吾(作家)

坂口 安吾(1906 ~ 1955)氏は、明治39年10月20日、新潟市西大畑通で生まれる。新潟県が生んだ文豪で、戦後の文壇で目覚ましい活躍をした近現代日本文学を代表する作家。大棟山美術博物館(松之山・旧村山邸)は、安吾ゆかりの地。叔母、姉が嫁いだ縁で、頻繁に訪れており、この松之山を舞台に、『黒谷村』など幾多の名作を残している。上掲の色紙は、絶筆『新日本風土記』の取材で、宮崎日向に赴いたときのもの。
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越後・佐渡 暮らしの歳時記

豊かな自然と民俗の宝庫 ふるさと新潟の四季 「越後・佐渡 暮らしの歳時記」と題されている本書は──  季節の移り変わりの中で、昔から伝えられてきたふるさとの年中行事、子供たちの遊びなどを中心に、越後・佐渡の人々の暮らしと、それを支えてき...
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村上大祭

 本書は、著者・横川健さんの『村上の四季』(1997刊・朝日新聞社)、『三面川の鮭』(2005刊・朝日新聞社)に続く〝村上三部作〟といわれる著作の完結編である。最初のきっかけは、たまたま、私が会館事務局で、『三面川の鮭』を手にしたこ...