新穂銀山跡が国史跡 佐渡金銀山遺跡へ追加指定されます (佐渡市)

にいがた情報

 新穂銀山跡は、佐渡市新穂地区の大野川ダムと新穂ダムに挟まれる山中に位置し、16世紀後半に採掘が始まり、17世紀前半に最盛期を迎えたといわれる鉱山遺跡です。
 これまでの分布調査により、露頭掘り跡、間歩跡、テラス状遺構、石組遺構、古道などの鉱山に関わる遺構が確認され、なかでも坑道掘りが導入される以前の戦国時代の採掘形態である露頭掘り跡が、広範囲に数多く分布していることがわかりました。
 周辺には、関連する在地領主の城館跡、社などの文化財も点在しており、地域の歴史の掘り起こしと、新たな地域資源としての活用につながる史跡として、地域住民の期待も高まりをみせています。

問合せ
佐渡市観光振興部世界遺産推進課
☎0259-63-5136
(会報誌:2022年11月)