暮らしのヒント

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漂泊の俳人 井上井月『井月句集』 復本一郎編

井上井月(いのうえせいげつ)(1822〜1887)は、江戸末期文政5年、長岡で生まれた。本名・井上克三。武士の出(長岡藩)で、廃藩後、一家が帰農したといわれている。天保10年(1839)、18歳で江戸に出て、以降、北は象潟から、西は明石まで漂泊、行脚の生活を送る。そして、生涯、松尾芭蕉の「侘びの俳諧の世界」を求めて、野ざらしを心に一所不在という絶対自在の境涯を自らに課して、漂泊の中に身を晒す。
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中田 瑞穂と「中田みづほ画集」

中田先生は島根県津和野の出身で東京帝国大学医科大学で学び、欧米へ2度の遊学、新潟医科大学(現・新潟大学医学部)教授として、脳神経外科体系の基礎を作り、近代化に力を注ぎました。第1回日本脳・神経外科研究会(現・日本脳神経外科学会)を新潟で開催。日本初の脳神経外科の専門講座を新潟大学に開設しました。
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令和3年1月12日 日本スキー発祥110周年 

(「広報上越」1月号・特集より抜粋)  明治44(1911)年1月12日、軍隊の視察のために来日した当時のオーストリア・ハンガリー帝国の軍人・レルヒ少佐により、高田において日本で初めての本格的なスキー指導が行われました。  指導...
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十二支スゲ細工・伝統工芸品

妙高市平丸地区で作られているスゲ細工は昭和33年から農家の冬の収入源として作られてきた。過疎と高齢化で職人は見る見る減少。2人いた最後の職人が平成30年に引退。一方、伝統を絶やしてはならないと平成27年NPO法人スゲ細工保存会が発足。作...
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棚田の里を後にして

恵まれた郵政生活50年  元東京中央郵便局長で、瑞宝中綬賞受章の叙勲の小堺一男氏が、その半生を綴った自分史を自費出版されました。  氏は、1939年(昭和14年)新潟県東頸城郡山平村蒲生(現十日町市蒲生)に生まれ、4歳の時祖父は病死、6...
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もう一つの忠犬物語

東京の渋谷には従順な雄犬の大きなハチがいて新潟の五泉には勇敢な雌犬の小さなタマがいた。忠犬といえばハチ公が有名だが、新潟には飼い主の命を2度も助けた「タマ公」という犬がいた。小柄な雌の越後柴犬のタマは、雪崩に巻き込まれた飼い主の刈田吉太郎を必死に助けた。
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高橋 信一・版画家

高橋 信一(1917-86)佐渡出身。両津高校に勤務し生徒らを指導、全日本年賀状版画コンクールへの応募を続けた。退職後は静山、羽茂、小倉、大川などの地域で版画の指導に当たり、次々と版画グループを誕生させた。終生故郷の活性を念願。美を見る...
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順徳上皇佐渡ご遷幸800年記念式典

2021年10月3日 佐渡市真野ふるさと会館多目的ホール  令和3年は、「承久の乱」で順徳上皇が佐渡に配流されてから800年の節目にあたります。上皇のお人柄やご功績を知ってもらおうと市民有志による実行委員会主催の式典が行われました。 ...
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事業承継の現状を考察する

皆さんは、中小企業の事業承継の状況をご存知でしょうか。実は大変なことになっていて、このままでは日本経済が沈没しても不思議ではない、崖っぷちに立たされています。少し、現状を説明します。
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日本一の米どころ 新潟のお米紹介 第三部

「いろいろな用途のお米」 もち米 こがねもち 登録昭和31年育成者新潟県 中生品種9月中旬 「こがねもち」の名は、黄金色の穂で良質美味のもち品種であることを表しています。コシが強く、伸びも良い、切餅に最適なもち品...
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日本一の米どころ 新潟のお米紹介 第二部

「新潟と言えば日本酒消費量と酒蔵数は日本一」酒米の紹介 新潟米が美味しい理由 米づくりに最適な気候  米の食味は登熟期の気象条件が重要です。この時期の平均気温が約25度であること、昼夜の寒暖差が大きいことなど美味しい米のできる...
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日本一の米どころ 新潟のお米紹介 第一部

コシヒカリ! うま味と粘りが魅力の新潟米の代表品種  名前の由来:「越の国に光り輝く稲」になってほしいという期待と願いが込められている。  昭和19年新潟県農事試験場で行われた交配にはじまる。交配から「越南17号」が生...