海潮寺(佐渡市)

にいがた情報

順徳上皇ゆかりの御所桜

 海潮寺は佐渡市小木にあり、正嘉2年(1258年)創建と伝わる曹洞宗の古刹。山号は梵音山。南宋から来日し、鎌倉・建長寺の開山となった高僧・蘭渓道隆(らんけいどうりゅう)の高弟・日山祖春が、当地に草庵を開いたのが始まりという。
 この寺の名を知らしめているのが、本堂前に2本並ぶ「小木の御所桜」として名高い「サトザクラ」です。順徳上皇の御手植えと伝わる桜。1本の枝に一重と八重の花が咲く珍しい桜で、国の天然記念物に指定されています。開花時期は4月下旬~5月上旬。本尊は、聖観世音菩薩。佐渡八十八ヶ所の第八十五番になっています。

問合せ
佐渡市小木30
「小木港」~宿根木線のバス
「矢島入口」~徒歩2分
一般社団法人佐渡観光交流機構南佐渡観光案内所
0259-86-3200
(会報誌:2021年04月)