新潟ギャラリー

暮らしのヒント

小林 古径 画「丘」

小林 古径(1883~1957)は、明治16年に中頸城郡高田土橋町(現在の上越市大町一丁目)に生まれた。本名、小林 茂。幼少期に両親を亡くした古径は、16歳の時に画家を目指して上京、梶田半古の下で日本画家としての研鑽を積んだ。その後は日...
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蕗谷虹児「柘榴を持つ女」

蕗谷虹児(1898~1979)は新発田市に生まれた挿画家・詩人。15歳で日本画家・尾竹竹坡の内弟子として上京。21歳の時に挿絵画家としてデビュー。竹久夢二や高畠華宵と並んで一世を風靡した。27歳から更なる研鑽のためパリ留学。サロンで連続...
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富士山[写真]

岡田 紅陽氏(1895~1972)は、明治28年8月31日、旧・中魚沼郡中条村で(現・十日町市)生まれた写真家。実兄は新潟県初代民選知事・岡田 正平氏。日本の風景写真の草分けで、特に富士山写真で国際的にも知られる存在に。 富士山を...
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葡萄文[鋳銅]花瓶

佐々木 象堂氏(1882~1961)は、明治15年、佐渡生まれの鋳金(ちゅうきん)作家。佐々木氏は、生涯で原型を蝋で造る「蝋型鋳金」といわれる手法による美しい作品を多く残している。戦前には「帝展」で2回特選。第二次、大戦中に故郷佐渡に帰...
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色紙 坂口 安吾(作家)

坂口 安吾(1906 ~ 1955)氏は、明治39年10月20日、新潟市西大畑通で生まれる。新潟県が生んだ文豪で、戦後の文壇で目覚ましい活躍をした近現代日本文学を代表する作家。大棟山美術博物館(松之山・旧村山邸)は、安吾ゆかりの地。叔母、姉が嫁いだ縁で、頻繁に訪れており、この松之山を舞台に、『黒谷村』など幾多の名作を残している。上掲の色紙は、絶筆『新日本風土記』の取材で、宮崎日向に赴いたときのもの。
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翡翠・原石

地球上の巨大プレートの`沈み込み帯'のみに存在する岩石・翡翠(ヒスイ)。 日本に3つしかない翡翠産地の中でも、随一の質・量を誇るのが糸魚川産地。 糸魚川では、今から5,500年程前の縄文時代から、翡翠を「大珠」や「まが珠」 に加工...
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歌・書 会津 八一

会津 八一(1981~ 1956)氏は、明治14年8月1日、新潟市古町で生まれる。 歌人・美術史家・書家。雅号・秋りII道人、渾斎。若き日から良寛や万葉集の歌に親しみ、永く早大文学部芸術学専攻科教授を務め、昭和20年4月、空襲被災後、新潟へ帰る。上掲「於りたてはなつなほあさきじほ可せのすそふきかえすふるさとのはま」は、戦禍の東京から新潟の飛行場に降り立てば、夏まだ浅い潮風が、着物の裾を吹き返すよ、故郷の浜は、の意。
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小千谷縮(おぢやちぢみ)

(国指定重要無形文化財・ユネスコ無形文化遺産) (資料提供:小千谷織物同業協同組合) 越後では、千数百年前から苧麻(ちょま)を原料とした麻織物が織られてきました。江戸時代初期。緯(よこ)糸に強い撚(よ)りをかけ独特のシボ...
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村上木彫堆朱(むらかみきぼりついしゅ)

(新潟県無形文化財・国指定伝統工芸品) (資料提供:村上堆朱事業協同組合) 村上木彫堆朱は、古い時代から村上に伝わる伝統的工芸品。天然木に繊細な彫刻を施し、天然漆のみで仕上げる。昭和51年(1976年)には、国の「伝統的工芸品」...
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亀倉 雄策 1964年 東京五輪ポスター

1964年 東京五輪ポスター 亀倉 雄策・作 (新潟県立近代美術館/新潟県立万代島美術館・所蔵) 亀倉雄策氏(1915~ 1997)は、新潟県燕市(旧・西蒲原郡吉田町)の出身。グラフイツク・デザイナー。日本のデザイン界の第...
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目黒邸

目黒邸は中世武士の系譜をひく目黒家の住宅。目黒家初代善右衛門は江戸初期慶長年間に肝煎役を務める。本邸は寛成9(1797)年に11代目黒五郎助が建てた大庄屋の役宅を兼ねた豪農住宅。宅地6,253㎡建物面積578.65㎡(175.35坪)。...
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鍛金[木目金]花瓶

銅板を槌で叩いて立体的な銅器をつくる燕市の伝統工芸・鎚つい起き 銅器。 その[鍛金]技法の中でも難易度の高い[木目金](もくめかね)技法による花瓶。玉川宣夫(1942~)は、その木目金の第一人者で、2010年(平成22年)に人間国宝に...