エッセイ・寄稿

暮らしのヒント

令和3年1月12日 日本スキー発祥110周年 

(「広報上越」1月号・特集より抜粋)  明治44(1911)年1月12日、軍隊の視察のために来日した当時のオーストリア・ハンガリー帝国の軍人・レルヒ少佐により、高田において日本で初めての本格的なスキー指導が行われました。  指導...
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もう一つの忠犬物語

東京の渋谷には従順な雄犬の大きなハチがいて新潟の五泉には勇敢な雌犬の小さなタマがいた。忠犬といえばハチ公が有名だが、新潟には飼い主の命を2度も助けた「タマ公」という犬がいた。小柄な雌の越後柴犬のタマは、雪崩に巻き込まれた飼い主の刈田吉太郎を必死に助けた。
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事業承継の現状を考察する

皆さんは、中小企業の事業承継の状況をご存知でしょうか。実は大変なことになっていて、このままでは日本経済が沈没しても不思議ではない、崖っぷちに立たされています。少し、現状を説明します。
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日本一の米どころ 新潟のお米紹介 第三部

「いろいろな用途のお米」 もち米 こがねもち 登録昭和31年育成者新潟県 中生品種9月中旬 「こがねもち」の名は、黄金色の穂で良質美味のもち品種であることを表しています。コシが強く、伸びも良い、切餅に最適なもち品...
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日本一の米どころ 新潟のお米紹介 第二部

「新潟と言えば日本酒消費量と酒蔵数は日本一」酒米の紹介 新潟米が美味しい理由 米づくりに最適な気候  米の食味は登熟期の気象条件が重要です。この時期の平均気温が約25度であること、昼夜の寒暖差が大きいことなど美味しい米のできる...
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日本一の米どころ 新潟のお米紹介 第一部

コシヒカリ! うま味と粘りが魅力の新潟米の代表品種  名前の由来:「越の国に光り輝く稲」になってほしいという期待と願いが込められている。  昭和19年新潟県農事試験場で行われた交配にはじまる。交配から「越南17号」が生...
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著『順徳天皇』余話

山田 詩乃武  『順徳天皇』を今春、上梓した。早速発売直後から各方面から反響が少なからずあり、1か月を経ずに重刷となった。その要因として、本年令和3年(2021)は順徳院が「承久の変」に敗れ鎌倉幕府執権、北条義時により佐渡に配流されて...
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台湾を愛した八田與一

樋口 昭 氏 (東京新潟県人会常務理事・文化委員長)  台湾省台南県烏山頭に「烏山頭ダム…八田ダム」の企画設計、施行監修の偉業について私「日本雨水資源化システム学会」に所属致し、同学会で平成3年から2回同ダムを訪問致しております。「八...
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想いは「越後の雪椿」―「雪椿」ユキツバキの発見・命名秘話(3/3)

伊藤忠孝先生の献身的な「雪椿・命名の経緯」探索  この調査は、県の農業高校校長経験者の先生方、とりわけ、中澤喜昌元加茂農林高等学校長、小倉亥作元長岡農業高等学校長両先生とご相談の上、地元阿賀町にお住まいでこの地に詳しい、旧津川...
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想いは「越後の雪椿」―「雪椿」ユキツバキの発見・命名秘話(2/3)

雪椿の幻の「発見・命名者」丸山忠次郎先生  ふたたびあの日、麒麟山の父の回想に戻ります。登った口がどのあたりからかは、今ではもう知る由もありませんが、当時の学校の所在地から考えて、おそらく津川の方からだったのに違いありません。山中...
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想いは「越後の雪椿」―「雪椿」ユキツバキの発見・命名秘話(1/3)

父から語り継がれた「雪椿」発見にまつわる話  まだ、若き日の春、父と私は東蒲原郡の麒麟山の山中にいました。麒麟山はそんなに高い山ではないのですが、それでも薄っすらと汗ばんだ体を爽やかな風に委ねていました。足元を見ると、雪椿がそこかしこ...
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私の宝物……

前日の団体戦優勝に続いての個人優勝を決めた瞬間、私はコートに倒れ込んでしまった。昭和41年7月30日、新潟市白山市営コートで開催されたオールデンタル(全日本歯科学生体育連盟)大会最終日のことだった。表彰式ではこみあげてくる思いを抑えきれず、思わず涙がこぼれ落ちた。忘れられない熱い青春の涙だった。そのころ短大は、大岡山から移転して間もなく、テニス部もまた、二人の先輩のお力で、神奈川学生連盟に加盟し、そのつながりで初めての専任コーチを関東学院大学のHさんにお願いし、さあこれからという状況だった。